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2016/04/23(SAT)_1-1 |
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翌日04/24(SUN)のアビスパ福岡xガンバ大阪の試合に先駆けて、九州上陸。 当初は、広島空港か岩国空港に降りて観光してから博多へ宿泊をと考えていましたが、平成28年熊本地震の発生とそれに伴う被害状況や各交通状況から再考。 地震活動があまり収まらないことから、試合前日まで当該試合開催がどうなるかも難しい状況であり、各予約はせず当日の行動。それもあり、試合が中止されずスタジアムへ行けるのであれば、前日は九州のどこかへ降りて博多に向かうことを計画。 航空は、ANAの株優を使いますから空席がある便へ搭乗。JRなどの交通とホテルは現地で確定。 宿代など早期割引できず多少高くなったとしても、それを原資に九州復興に使われれば良いということで。 朝の九州行の各便の時刻を大まかに押さえつつ、7時過ぎに羽田空港に到着。 再開された熊本便は満席。ボランティアなどで向かう人も多いのでしょうね。その日の深夜の「今夜も生でさだまさし」は有田市からの放送でしたが、さだ氏は熊本入りして激励の後に有田へ向かったとのこと。 その有田では有田焼400年ということで、佐賀空港から有田へ向かって焼き物の展示など見ておきたいかなと思いつつ、陶器市はGW中の開催となりますから別の場所にしようかということで、08:15発の大分行きANA0791便をチョイス。座席は、7割ほどが埋まっていた感じですかね。気流の影響から到着遅れのアナウンスがありましたが、ほぼ予定時刻に大分着。 以前は、ここから大分市内へホバークラフトが運行されており、2009年にはこれに乗りましたが、その年の10月に運航終了・廃止。現在、大分市内へは国東半島を沿ってのバス運行。 アトラクション的なホバークラフトがなくなり、バスで渋滞などありつつ1時間近くをかけて別府や大分に向かうことは、別府湾を見渡せることを差し引いても、移動時間が無駄といいますか。 広島空港よりマシかもしれませんが、国東半島側に空港を造った理由を問い詰めたい気にもなりますわね。 今回はバスで別府駅へ。 大分駅でしたら、新設された大分県立美術館に行ってみたいなどの気持ちもありましたけど、大分(市街)には過去に寄りましたので、今回は別府の温泉などへちょいと行ってみようかなということと、とり天が食べたくなった等の理由から、こちらへ。 11時少しすぎに、別府駅に到着。 駅前には、足湯ならぬ手湯。 そして、別府の観光開発に尽力した油屋熊八氏の像。 さて。 まずは別府駅のみどりの窓口へ。14:39発の特急「ゆふいんの森」4号の座席予約状況を聞き、空席ありとのことで席を確定。 九州のリゾートトレインは近年また増えていますが、エポックメイキング的な「ゆふいんの森」にはいずれ乗ってみたいと思っていましたので、空席があればこれで博多まで行こうと考えていた次第。 これに乗車することで、別府や湯布院への宿泊や、地獄谷温泉などへの名所巡りはパスするカタチとなりました。この時には、地震の影響で湯布院などの宿はまだ閉めているということもあり、状況が読めなかったこともありましたので。 列車の出発までの数時間を、駅前周辺の観光とします。 早くも雨が降り出しそうな天候ではありましたが、まずはしばらく歩いて別府タワーに到着。 2007年に登録有形文化財になったとのこと。 売店のおばちゃんの話から、「熊本地震後にタワーの営業も止めていたけど、今日から再開した」そうです。 北側を。 南側を。 曇天がそうさせるのか、上から海沿いのホテルを見ると昭和57年前後で時が止まっているような感じもしたり。 山側の温泉方面を。夕方になると、湯けむりが綺麗に見られるとのこと。 別府市内でも若干ですが、地震で崩れたであろう屋根をブルーシートで覆った家屋を見られました。痛ましいです。 |
2016/04/23(SAT)_1-2 |
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タワー眼下の砂浜へ。流石に、まだ海水浴のシーズンではありませんね。 砂浜には、地震による影響についての看板もありました。 再度タワー方面へ逆戻りして、次のポイントへ。 昼食をとウロウロしていたら、波止場神社という神社がありましたので参拝。 石の鳥居は、地震の影響から、立入注意の警告。 崩れるまでには至らなかったものの、被害は大分県の各所にも至っていますね。 社の天井画はなかなかのものでした。いいですね~。 屋根のある商店街を進むと、「別府市まちなか交流館」がありましたので、入ってみる。 ちょうど、地元の写真家の展示があり、その方のお話を聞きながら写真を眺めていました。「別府八湯温泉まつり」のポスターにも使われた、溶岩が流れ出たような扇山の火まつりの写真が美しかったですね。 ほか、別府港に停泊した豪華客船の外観の写真紹介も。 中共の爆買い観光を含めて、各国の客船が結構寄港しているのですね。 一方で、この日はそういった寄港がないことからか、曇天から雨への天候からか、商店街や駅前は閑散としていました。別府市は生活保護受給者に対して保護費のパチンコ利用を禁ずる条例を作るとかでもめていたり(自分は案に賛成ですが)、そのパチンコ屋が、ジジババで若干賑わっているような感じでしたかね。 さて、ふらふらしつつ昼食を。 定食なども充実している喫茶店がありましたので、そこへ入ってとり天定食を。ごちそうさまです。 食事を待つ間、大分合同新聞などの地元紙を閲覧。 大分県は、大分自動車道の湯布院IC-日出JCT間の橋梁の破損による通行止も大きく報道されていました。 そして、ロアッソ熊本・巻誠一郎の涙。 |
2016/04/23(SAT)_2 |
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13時過ぎ。 食事後は温泉へ。 旅館のみならず、別府の駅前には街中の公衆温泉が点在していますので、入っておこうかなということで。 近くにある、竹瓦温泉へ。 明治創業、昭和初期に瓦屋根の建物に改築されて、堂々と風情がありますね。 タオルも買いつつ入浴場へ。 いわゆる銭湯ではなく、石鹸やシャンプーの類は持参となります。 お昼時ながら、他の旅行者や地元の人で若干賑わってはいましたね。 昼から熱い温泉に入って、入浴後はコーヒー牛乳でリフレッシュ出来ました。 竹瓦温泉の周辺はキャバクラが林立して、昼間から客の呼び込みで店員が店先に立っていたりも。 熱海などと同じような、昭和の温泉街という感じといいましょうか。 13:40頃。 列車の出発時間まで1時間弱。このあたりから、雨が気になる感じに降りだしてきました。 あとは、海側のショッピングモール・ゆめタウンに入りつつ、海側の出口からハーバー沿いを歩き、逆戻り。 百貨店のトキハの地下で柚子胡椒やお菓子など色々とお土産を買いつつ、別府駅へ。 駅前通りに、「エッチビル」と言う名のビル。何ぞやと気になりましたが、「エッチ美容室」と言う美容室が入居するビル。 エッチは創業者の頭文字からとのことで、1932年創業の、結構な老舗なのですね。 駅前高等温泉。 この温泉には寄りませんでしたが、モダンな建築物で良い感じですね。 14:20頃に別府駅に帰着。 駅前から海岸周辺までの東側を色々と周れましたね。 あとは、駅ビルで関アジの押し寿司など、列車内で食べる間食を買いつつ、構内へ。 |
2016/04/23(SAT)_3 |
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特急「ゆふいんの森」4号の入線。初代車両(I世)です。 個人的には、3代目より初代のデザインやボディカラーが好みですね。 ゆふいんの森は、1編成が博多から由布院駅を越えて別府駅までを往復。 別車輌の特急「ゆふ」は夕方出発の博多行であり、別府観光の時間はもう少し取れますが、その車輌には過去に当時の「ゆふDX」名で 由布院から大分まで乗車しましたので、今回はゆふいんの森での全区間完走を主としました。 別府駅を定刻に出発して、大分へ。 ここまで、乗客は各車両で1割ほどでしょうか。全車指定席で、最後尾の1号車の9Aに。 ハイデッカーの大窓から、大分までは海側に別府湾。 雨粒が窓にあたり、景色をクリアには見られませんでしたが、博多までのんびり3時間強を外を眺めながら過ごすという、 贅沢な旅が出来ましたよ。 パーサーさんに、記念写真をと勧められて、記念乗車のボードを持ちつつ撮ってもらったりも。(公開しませんが ^^;) 湯布院付近では、地震によるものと思われる、屋根をブルーシートで覆った家屋を多く見られました。 由布院駅に到着。 数分の停車ですが、外は結構な雨なので空気を吸うに出ようにもちょっと厳しいですね。 ここから、外国人観光客がそこそこ乗り込み、出発。 →その後の04/29には、地震によって駅舎のガラスが割れるなど、厳しい状況が続いていますね。 湯布院を越えたあたりで、木の空間のサロンスペースに移動。 隣の車両のビュッフェでコーヒーや軽食を購入して、外の景色を愉しみながらのひととき。 座席の方では外国人観光客(中国人家族連れ)が賑やかしいので、由布院あたりから久留米あたりまではこちらに居座ってましたね。 それにしても、由布院を越えて山間部を走っていると、車両は結構揺れますね。 その一因として、地震による地盤や軌道への影響もあるのでしょうか。 列車は、それらに注意しながら、徐行もしつつ各駅には遅れつつの到着。自分としては、遅れは逆に良い点でもあったりしましたが。 ◆ 「ゆふいんの森」に乗り心地を向上する上下制振制御システムを搭載(JR九州) →乗車後に、台車の更新が行われて、揺れにくくなったみたいですね。 豊後森駅の手前の野矢駅で、由布院方面へ向かうスイーツ列車「SWEET TRAIN 或る列車」とのすれ違い。 こちらは、旅行商品として運行区間は色々に、料金は基本24,000円ということで、気軽にふらっと乗ることは出来ません。 「ななつ星」などの旅行企画モノな豪華列車も色々と登場して、時間と懐に余裕さえあれば乗ってみたくはありますね。 豊後森駅の隣には、登録有形文化財の旧豊後森機関庫。そして国鉄9600形蒸気機関車。 豊後森駅では、3代目の「ゆふいんの森」とすれ違い。そちらは博多-由布院を往復する列車。 2代目は特急「ゆふ」にリニューアルされて、そちらには2009年に由布院から大分まで乗車しましたので、 残る3代目にもいつか乗ってみたいものですね。 伐株山。 その裏には玖珠二重メサが拡がり、熊本県へ続く地形となります。 パーサーさんより、記念乗車証が配布されます。イラストは、水戸岡鋭治氏画の3代目ゆふいんの森とコスモス。 裏はスタンプ台紙となっており、ビュッフェに設置のスタンプを押下。 ビュッフェでは、コーヒーとロールケーキを。 湯布院の「B-speak」というロールケーキ専門店の一品。店舗では予約必須みたいです。 ふわふわ生地と、ほどよい甘さのクリーム。美味ですわ。 ロールケーキを食べつつ、雨の大分県を進み、九州を横断。 次第に、平野と水田に住宅街や市街地が拡がり、日田市街、うきは市街を越えて久留米駅に到着。 サロンスペースから座席に移動して、景色を眺めつつ、ベストアメニティスタジアムを横目に鳥栖駅に到着。 ここから博多駅までは見慣れた区間。 スマホから宿の予約をしつつ、18:13頃に博多駅に到着。 全区間の3時間半ほどを、ぼーっと景色を眺めたり軽食を撮ったりしつつの、贅沢なひとときでした。 ゆふいんの森は回送列車として、博多駅の喧騒を抜けていきます。 当日04/23は、九州新幹線の博多から熊本までが運転を再開。 久々の博多駅。 駅ビルは5周年ということで、地元福岡市出身の五郎丸歩選手が起用されてもいました。 西鉄の五郎丸駅も、フィーバーだそうですね。 あとは、東横INN博多駅前祗園へチェックイン。 荷物を置いて再度博多駅へ、今日の営業時間中に物産を色々と購入。雨の中、再度ホテルへ戻って軽くして、外出。 バスで博多ポートタワーへ。 20:30。タワーはまだ営業していますが、賑わいは今は福岡タワーに移っているのでしょうか。展望台をほぼ独占。 眼下に博多港に停泊するフェリーを見つつ、逆方向には暗く福岡ドームも僅かに見えつつ。 晴れて屋根が開いていたら、球場の光が漏れていたのでしょうかね。 博多ポートタワーも、内藤多仲氏の設計。 今日一日で別府タワーと博多ポートタワーを登り、氏が設計したタワーは6本のうち通天閣以外を登ったことになります。 通天閣は、過去に夜に行ったら営業終了しており、下から見ただけなのですよね。 あとは、バスで天神へ。 博多の屋台でラーメンなどすすったことが無かったので、空いている屋台を見つけてとんこつラーメンを。 替え玉はせず、またホテルへ戻る道で別の屋台に入り、焼きとんこつラーメンと焼酎(黒霧島)で〆め。 22時半頃にホテルに帰着。長い一日でした。 翌日は福岡空港で飛行機を撮り、午後はレベルファイブスタジアムでのアピスパ福岡xガンバ大阪戦を勝利で終えて、羽田へ帰還。 |
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