香港・マカオ旅行
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2012/08/06(MON)_3
広州地下鉄の広州南駅のエスカレータを上がったら、高速鉄道線の広州南駅構内に。

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広過ぎワロタ。向こうが見えない。
JR名古屋駅の地上階コンコースを思い出すような感じも。

番線は40まであった様子。欠番があるとしても、プラットホーム数からして少なくとも30はありましょうか。
深圳を結ぶ広深港高速鉄道、武漢を結ぶ武広旅客専用線、そして珠海を結ぶ広珠城際鉄路のターミナル。今後は更に数本の鉄道線が開業されて、先程乗車した地下鉄とともに組み合わせたターミナル駅となる印象。

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ちょいと外へ。

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駅前はホントに何も無く、絶賛工事中。

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列車が終着したのか、改札のある3階から乗客が降りてきたり、自動券売機の前には人が列を作っていたりと、利用するというか利用せざるを得ないためか、人の流れは結構ありました。

今は周囲に何もないですが、今後は上述の路線のターミナル駅として発展していくのでしょうかね…。

時刻は15時。
次の、珠海北駅行きの和諧号は15:30発。その列車の切符を購入しようと、タッチパネル式の自動券売機で購入しようと操作したら、最後に身分証明書を通せとの指示。自動券売機は中国人専用かと諦めて、一旦構内を出たところに存在する窓口に向かう。

対人の切符売場の窓口は各路線で売場が違うので、構内図を見て対象となるNo.5の窓口へ。
間違えると、駅舎の東西を行ったり来たりする羽目になりますよ。

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メモ帳での筆談で、珠海北駅までの和諧号の一等車を指定。
窓口でもやはり、購入には身分証が必要とのことで、パスポートを提示して無事購入。

※ 2012/12/31、ボーダー・拱北口岸脇の珠海駅まで開通したそうです。

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切符にはパスポート番号が印字されていますので、2次元バーコードとともにぼかしています。
衝突・脱線事故が起きても身元判明を容易にするための印字の措置なのか、事故前でもそうしていたのかどうかは不明ですが。

価格は、一等車で44.00CNY。
乗車区間の距離は、東京-小田原ぐらいの約80kmですが、高速列車でこの価格ですから、日本と比較すると安いですね。

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壁掃除の人。怖ぇー。

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高々と上がった3Fに、だだっ広い待合室がありますが、結構人がいます。
こんな辺鄙(?)なところでも、中国は人が多いですわ。

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外へ出てみる。
空港みたく自動車が横付けできるようになっており。共産党幹部とかはここまで乗り付けて列車に乗車するのでしょうか。
車は数台止まってはいましたけど、頻繁に使われている印象はないですね。

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駅前を見渡すも、何もなく。緑木がある分マシではありますけど。
東海道新幹線開業当時の新横浜駅もこんな感じだったのでしょうかね。東北新幹線の新青森駅開業時のニュースでも、周囲はこんな感じでしたけど。

それでも、各省や市のトップはインフラを整備・建設したという成果を中南海に報告して地位を高めて、全人代で重要ポストに就いていずれは国家主席へという流れになるのでしょうかね。

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乗車時間の10分程前あたりに自動改札が開き、入鋏。
待合室には、コンビニ含めて色々と商店や食事処もあるような感じでしたが、発車時間が迫るため詳しくは見ず。

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プラットホームを。
まだ使われていないようなホームもあるものの、端が見えないほど各ホームに和諧号がズラリと停車して、テンションが上ります。

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ボンバルディア社のCRH1型、和諧号。

設計最高時速250km/h、営業最高時速は200km/h。シーメンスのドイツICE3型のタイプより速度は控えめのタイプ。
そのためなのか、車両のラインから少し出っ張って行き先表示のLEDが付けられてますけど、空力的に許容範囲内なのでしょうかね。

なお、別のホームには、東北新幹線E2をベースにしたCHR2型も停車中。
このCHR2型の、全車寝台車に改造された和諧号にも興味あったりします。1編成は衝突事故で失われていましたが…。

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発車してしばらくしたら、遠くに広州南駅を見ながらの大カーブ。そこから、幾本の河を渡ったりしつつ南下。
広州南駅は遠目に見ても、巨大です。

上では駅周辺に何もなく緑だけとは書きましたけど、緑の中にビルがそこそこある風景はアニメなどであるような未来都市という感じもしましょうか。更には水もそこそこあるので、曇り空でなければ綺麗に見えるのでしょうかね。

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次第に速度が上がりますが、揺れはそんなに気にならない乗り心地。まぁ各国の高度な技術を寄せ集めたものですし。

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遠目にマンションを見たり、緑の中に工事の風景を見たり、山を切り開いてマンションを建設していたり。
そんな中で、テレビのドキュメンタリーで見たようなウナギの養殖場っぽいものも沿線には多々見られたりして、今年はうな重を食べなかったなーとか考えたり。

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車輌の上方には、220Vの各種コンセント。
日本のAタイプも刺せましたので、バッファローのUSBポート付きACアダプター(100V)を付けてスマホを充電してみる。
充電はできましたが、アダプターがかなり熱くなり、流石に無茶しましたかね。

この和諧号には売店も併設されていましたが、嬉々としてウロウロするほどの行動もせず、1等座席で景色を眺める。通路側座席には人がいましたし、荷物を置いてウロウロはしたくないなー、と。これは中国のみならず、ドイツでICEに乗った時もですけどね。

列車は途中、各駅に停車。そこそこの人が乗車したり下車したり。
周りには高層アパートが建設されていたりと、珠海や広州のベッドタウンというところなのでしょうか。

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定刻の16:28、約1時間で珠海北駅に到着。

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広州東駅周辺
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珠海北駅~拱北口岸