香港・マカオ旅行 Summary |
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2012/08/06(MON)_1-1 |
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旅行2日目。 本日はマカオへ。 マカオへの入境にあたっては、中国大陸を経由しての「大回り」で入境してみたいと以前から考えておりまして。 昨年の旅行では結局香港に居座ったため延期となり、今回はマカオ観光も十分にできそうな日程としたことで、 チャレンジしてみようか、と。 当初は、旅行の1日分は台風襲来を想定してのバッファとしており、問題がなければ実行しようかと考えていた程度。 天気予報からその懸念は去り、これならば移動と観光の双方に問題はなかろうということで、実行。 7:50頃、ゲストハウスのフロントの床で寝ているオーナー(?)をまたぎ、チェックアウト。 この時間ですと、重慶大厦のお気に入りな両替店は営業時間外。 かといって、入口の低レートな両替店は開いていても使う気にはならず。 懐が寂しいまま、九龍酒店(カオルーンホテル)裏の小巴(ミニバス)乗り場から、紅磡駅経由のバスに乗車。 紅磡駅。 旺角方面を。 ここから、まずは中華人民共和国・広州市を目指します。 九広直通列車で、広州東駅へ。 当初は、途中のMTR大埔墟駅で下車して「香港鉄路博物館」に寄り、羅湖駅から深圳市へ徒歩で入国をと考えましたが、大埔墟駅にコインロッカーがあるのか不明で且つ博物館は駅から徒歩15分とのことで、キャリーカートを曳いて歩くのも辛いだろう、と。 そんな訳で、広州までは直接行く事に。 ただ、珠海へ通じる広珠城際鉄路の始点・広州南駅へ向かうには深圳北駅からの広深港高速鉄道を使うほうがラクな印象もあったのですけどね。距離も短く、スピードもある和諧号ですので。 広深港高速鉄道は、2015年辺りに香港・西九龍駅が開業されてそこから広州南駅まで繋がるそうです。 中国国境側の福田駅は今年9月あたりに延伸開業されるのだとか。 福田駅まで開通していたら、乗換もラクそうなこちらの広深港高速鉄道を使っていたかもですが。 さて。 時刻表から、次の列車は09:24発の広州東駅行き・T820次。 カウンターで、折角だからと一等車を。190HKD。クレジットカード利用は不可。 どこか両替できる場所はと聞いたら、その向かいに両替店がありそこでの両替を促される。 そこでのレートは、10,000JPYがたったの925HKDに。 9時前というのもあるのか、それでも朝チラと見た重慶大厦入口の両替店よりヒデぇ。 前日の空港での両替も同様(5,000JPY→460HKD)でしたし、こういう場所での両替はNGですね。 広州で利用する人民元(CNY)の両替はどうしようか考えましたが、広州東駅構内に両替店があるだろうということと、そちらでの両替のほうが手数料やら含めてのレートも改善されるかもと考えて、ココでは両替せず。これが、後の広州で騒動となるのですが…。 再度、チケットカウンターで乗車券を購入。 09:10までに出国審査へのゲートを通ってねとの案内板があり、あと40分近くをどう過ごすか。 朝食にしようかと、上階にあるマクドナルドで朝マック。 八角などのスパイスが効いたチキンが載ったスープパスタ。コーヒーとハッシュポテトのセットで、26.50HKD。 しっかりボリュームがあり、なかなかの美味。日本でも食べたいわコレは。 |
2012/08/06(MON)_1- |
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朝マックを終えて、駅の内外をウロウロと過ごす。 駅のすぐ外には、秋葉原や台北・故宮博物院の入口でもおなじみの法輪功。 構内のショップには、中国大陸人を相手にした旅行社のブースが幾つかありましたね。今回の旅行では、意識して周りを見るとマカオでも香港でも中国大陸人ばかりでした。 出国審査のホールへ入る手前で、入鋏。そして出国審査。 混雑はせずにイミグレを通過。離境候車室(待合所)には、ちょっとした免税店もありましたが、買うものはなし。 案内表示用のWindows、クラッシュしとる…。 時刻表。北京までひたすら乗り続ける列車にも興味があったりしますけども…。 プラットホームへ…。 最後尾へ。行き止まり。 この列車は、機関車が客車を牽引する、欧州でもよくあるインターシティのタイプ。 列車最後尾は中間車の客車に幌が付いた、こちらもよく見掛けるタイプ。 過去には、2階建車輌(スウェーデン製 X2000)の「新時速」が運行されていましたが、現在の直通列車はこの車輌と、ktt(九廣通)の2階建車輌の2タイプで運用されている様子。kttは1日3往復とのことで、そちらに乗るには事前に調査したほうが良さそうですね。 なお、紅磡駅でも広州東駅でも、先頭車両の機関車へ向かう手前で係員の制止に会い、機関車の撮影は出来ず。 まぁ、出国のスタンプを押した後にプラットホーム先端から香港の街中に逃げられたらマズいでしょうし、ホーム先端へ行かせない措置は正しいものなのでしょうけども。 そして乗車。席は進行方向逆向きになっており、皆そのままなので、シートは固定の様子。逆向きなので、進行方向側に何が見えるのかのワクワク感も半減されて、ちょっと残念に。 09:24、列車は定刻に出発。 発車後、一等車にはミネラルウォーターのサービス。 香港内は、MTR東鉄線の普通列車との兼ね合いか、ゆっくりと羅湖へ北上。 10:03頃、羅湖で停止したかと思いきや、再び力行。ゆっくりと深圳河を渡り中国大陸へ。 徐行のままゆっくりと、深圳駅を通過。 座席が逆向きでなければ深圳駅をよく見られたかもでしょうけど、あっさり気味に中国本土へ入境。 羅湖から深圳へ歩いて渡るのも面白そうでしたけど、それはまたの機会に。 その時には、ビルが立ち並ぶ深圳市を色々と見てみましょうか。 中国大陸側の景色を。 駅を離れると次第に田園風景になるのはどこもそうでしょうけど、道路などを通すために田畑を削って整地するような大工事も随所に見られたりします。 途中、複々線の併走路線で深圳駅へ向かう和諧号とすれ違う。広州方面へと追い越す和諧号は、タイミングが悪かったのか見掛けず。昨年の温州市での衝突・脱線事故の影響から、速度を落としていたりして追い抜かれることはなかったのかどうか。 10:43に途中の東莞駅に停車。 この辺りで本田技研の工場を見掛けたり、日本人も降り立つ工業拠点。 と書いていたら、帰国後にここの日系企業を狙っての反日デモが起こったとの報道。 中国の原子力発電所ですよー。 毎週末に国会議事堂(日本・永田町)でデモってる人達は、マンネリを防ぐためにもココとか外で同じ事やってみたら? ココじゃなくても、日本のすぐお隣には古里原発というのもありますけど。 10:59頃に石龍駅を通過。北上するに従って、青空から曇り空に。 しばらくするとまたビル群が見え出して、広州東駅への終着のアナウンス。 こういう重厚な機関車を見ると、テンションがあがりますねー。 そして11:30。約2時間で終点・広州東駅に到着。 ホーム先頭へは行けなかったものの、係員による制止がありましたので、そこから、列車から切り離された機関車を撮影。 70-300のGレンズは、カートの中に仕舞っていたので咄嗟には取り出せず、標準レンズからの撮影そしてトリミング。 さて。プラットホームを後にエスカレータを上がり、入国審査。 列車内の雰囲気もそうでしたし、中国本土人が多いのか、VISITERの列は混んでもおらず。 そして、リアルに中華人民共和国(中共)に入国。 入国スタンプには、この広州市の区である「天河」の文字が記されておりました。 |
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