ドイツ旅行
Summary

Archives
2009/07/31(FRI)_3-1
フランクフルト中央駅に到着。
今のうちに買い物をということで、U-Bahnに乗換。隣の、Willy-Brandt-Platz駅へ。

この少し先には、刃物で有名な「ZWILLING J.A. HENCKELS」のショップがあります。
キッチンバサミの購入を依頼されたので寄ることにしまして。

ヘンケルスの製品ならば、訪れた都市のそこいらの百貨店や雑貨店でも扱ってましたが、折角ですので。

自分も、ここまでドイツらしいモノをあんまし購入してなかったので、何か買おうと物色。
ペーパーナイフを新調しようかな~と、扱ってるのかどうか「ペーパーメッサーはあるかい?」と尋ねるも、無いとの返答。

今思えば、切れる刃物で有名なメーカーの店で、紙以外は切れないナイフがあるかを聞くこと自体、
なかなかチャレンジャーな行為でしたかね。
返答のついでに、「もうすぐ閉店時間の18:30だから早くしてね」みたいに急かされましたけど。
そんな訳で、12.95EURの小型の爪切りを購入。

店を出たら突然、歩いていたアラブ系男性に「You are lucky man.」と言われてなんのこっちゃ。
街には易者みたいな人も色々見掛けたりしましたが。

さて、もう少しお土産などの買い物タイム。

フランクフルト
ガレリア・カウフホーフ。大型百貨店です。

折角なので、最上階から降りることに。レストランはひとまずスルー。
電気製品のフロアには、ゲーム機やらPCなども。とはいえ、CONRADやSATURNにも寄ってましたから、流し見です。
他のフロアも、服とかオモチャ売り場も流し見程度。やはり専門店のほうが見応えはありますし。
そして、地下の食料品フロアでHARIBOのグミを購入。食料品フロアは、肉類など豪快に陳列してありましたね。

このあたりは、カールシュタットなどのスーパーマーケットもありましたが、どこも流し見程度で終わりました。
雑貨だとか、ニベアクリームとか、日本で買えるものもありますし。

本屋については、日本のコミック単行本のドイツ語版もいろいろありました。
一冊7.00EURあたりでそこそこの値段ですし、流石に読めないので購入せず。
比較用に「ハヤテのごとく!」があれば買おうかなと探しましたが存在せず、残念。
その割には「ネギま! neo」があったりと、どういった基準で選んで翻訳・輸出してるのやら。

こちらでは、日本のコミックは「MANGA」、アメコミとか現地のものは「COMIC」で明確に分けられてました。

2009/07/31(FRI)_3-2
20:30。そろそろ夕食をと、街をフラフラ。いつの間にか、レーマー広場に到着。

フランクフルト
広場ではお祭りが催されてました。飲食店もいっぱい。

幕には、「MAINFEST」文字。今日07/31~08/03まで開催の様子。
とりあえず食事にしようかということで、屋台で注文。

フランクフルト
アップルワイン(炭酸なし)と、牛すじ肉の煮込み。ごちそうさまでした。
グラスはデポジット制で、飲み終えたら2.00EURを返却されます。
デポジット料金は店によってまちまちです。

アップルワインは、自分は炭酸アリのほうが好きですね。

少し物足りないということで、次の屋台へ。

フランクフルト
お次は、チキンカツバーガー。そしてビール。
チキンカツは注文した際に2度揚げしてましたが。でもB級グルメということで、お祭りには合いますね。
ごちそうさまでした。

フランクフルト
脇にはグラスワインの屋台があり1杯注文。5.00EUR(デポジット2.50EUR)。
ここから、珍事が始まるのです…。


ワインを飲みつつ、ステージの演奏に合わせて手拍子とかをしていたら、
50歳代ぐらいの陽気なオジさんが声を掛けてきまして。

日本人かという事で「Yes」と返したら、向こうが「カミカゼ~」とか「ハラキリ」とジェスチャーするわけですよ。
で、「俺のパパは自動車技術者で大戦時は落下傘部隊だった」とか喋ってきて。
こっちも酔ってますけど「じゃあナチ党員か?」とは喉の奥から先には出しませんでしたよ流石に。

とりあえずこちらも、「旅行中で国内を色々回ってきた」とか言いましたけど、
聴く耳持たずなのか、「カミカゼ」とか「パパは~」ばかり。
ほかには「アメリカのオバマはこうしてやる!」と急降下爆撃するジェスチャーをしてたり。
ネオナチか、いや単なる酔っ払いだよなとか思いつつ、話を合わせる感じで相槌しながら飲んでましたが…。

そのうち、こちらのワインが切れて、「おごるよ」ということで、もう1杯おごってくれまして。
デポジット分チャラになったなとか思いつつ、しかし屋台でなかなかお金を払わず店員と話していたり。
店員も呆れ顔で対応し、長々話してようやくポケットからお金を取り出し精算。どんだけ時間掛けてるんだよ…。

改めて乾杯。そしてまた「カミカゼ」。そのうち、知り合いみたいな女性が加わってきましたよ。風貌は40歳前ぐらい。
「オレの娘」みたいなこと言ってましたが、多分違うよな~と思いつつ。女性は学校で教師をしているだとかで、少々会話。
大したことは話してませんでしたけど。そしてオジさんは相変わらず「カミカゼ~」だし。

そして、こちらのワインが切れて。更にもう1杯おごってもらいましたよ。
しかし、「これで最後にしないと酔いがヤヴァい」と脳が警告。
オジさんもほかの人と会話してるので、あとは離脱するタイミングですよ。

そんな中、オジさんと喋っていた人が「そいつはオランダ人だ、靴を見ろ。気を付けな。」みたいに
言ってましたので足元を見たら、トラディショナルなオランダ木靴を履いてまして。
ここでまた可笑しくなりましてね。どんなオジさんなんだよ一体。

しばらくしたら女の人が他の若い数人を招いたりと、少し話しながら落ち着いて飲めましたよ。
そしてグラスが空いたので、これでおしまい。ホテルに戻るよと告げ、最後にまた「カミカゼ~」で、別れました…。

今思うと、あの陽気ぶりはなんだったんだろう?
単に異国の若者とワイワイ飲むために近づいてきたのか、何か怪しい考えがあったのか…う~む。
結果としてワイン2杯おごってもらったから、まぁいいか。

時刻は22時過ぎ。すっかり暗くなりました。
ぶっちゃけると、かなり酔ってましたね。しかしながら最後の気力で、歩いてホテルまで。

撮影した写真一覧を見てたら、ガレリア・カウフホーフまで歩いてたみたい…。
一体どんなルートで帰ろうとしてたんだ?

フランクフルト
欧州中央銀行。

空が暗くなり、ユーロのイルミネーションを見ることができましたよ。
写真を撮るために花壇にもたれかけて、1分ぐらい記憶が飛んでましたが…。
ここで寝たらマズいって。

そして、酔拳のごとくフラフラしながらホテルへ…。

何とか部屋まで到着…したところで、記憶がぷっつりと途切れました。
気付いたら床の上で倒れてまして、数時間が経過していた模様。
財布に入れたルームカードキーが室内側の挿入口に挿してあったので、自力で部屋までは入ったようですが…。

頭はガンガンに痛く、見事に酒にヤラれました…なんとかベッドまで這い上がって寝ることに。

←7日目(2)
ライン川下り
8日目(1)→
フランクフルト・アム・マイン国際空港