ドイツ旅行 Summary |
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2009/07/29(WED)_2-1 |
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さて、アーヘン大聖堂の近くには観光案内所があります。 ドイツ/オランダ/ベルギー国境の山へ行きたいので、係員と会話。 市内地図のパンフレットを貰い、「VAALS(ファールス)までバスで行き、麓からはハイクで」とのこと。 バスの系統は?と尋ねると、そこへのバスは数多くあるのかメモする暇もなく矢継ぎ早に言われ混乱。 まぁとりあえず路線図を見たり、来たバスの運転手に聞けばいいかなということで、向かいのバス停群へ。 改めて、地元のオバちゃんにファールス方面行きのバス停番号を聞いてそこに連れて行ってもらったり、 ホントに大丈夫かとバス停のLEDで行き先や時刻を確認。 やってきたバスの行先方向幕と運転手に確認をして、なんとか出発。 バス料金は、ここでも同じく2.30EURです。時間は12:20あたり、昼食はとりあえず後回し。 市内中心から、約3kmほど西へ。 左右に住宅街が広がるなだらかな道路を走り、オランダ方面へ向かう鉄道線の立体交差をくぐり抜け、約20分。 目的地付近のバス停「VAALS GRANZE」に到着。 反対車線には、国境検査所や詰所らしき建物が閉鎖されて朽ち果てている様子。 平日ですが、フラッグポールに旗が立っていないということは、完全に機能停止しているところなのでしょうね。 かつてはこの待避線に、国境を越える自動車が並んでいたのでしょうか。 オランダ側から、ここからドイツな看板。 EU加盟国の国境は、日本国の県境のような存在になっていくのでしょうかね。 ドイツ側から。 「Nederland」とでも書かれているようですが、脇から伸びた樹木で隠れてます。 坂下は小じんまりとした商店街が広がり、教会も。 さて、ここから更に坂を上り、頂上を目指します。 地図を見ながら、頂上に向かう2つの道の「こっちかな」と近道っぽい道を選んだら、草木の茂る一本道…。 後ろを振り返ると、静かでのどかな印象の景色が広がります。 分かれ道もあったりしましたが、上に登れば何とかなるだろうと、また坂を上がる。 とはいえ、途中にはホントの山道に入ったりして、不安にも。 この道は森林遊歩道的なハイキング道で、頂上まで行く道もその中の1つみたいです。 坂下で2つに分かれていたもう1つの道が、クルマ等で向かう舗道で迷わず行ける一本道ということでした。 帰りはこちらにしましたけどね。 森林を抜け、坂を上がると賑やかな声が聞こえてきまして、広場で子供達がワイワイと。 とりあえず遭難せずに登頂。と思いきや、ここは脇のレストランの一角にある遊び場。 3国の国境点は、まだまだ先の様子。 この先、更に10分くらいを歩きます…。 麓のバス停から登山を開始して約50分。ようやく、3国国境点に到着~。 区分は、写真奥の半分がドイツ領、左手前1/8がオランダ領。最後に、ベルギーが3/8となります。 ここは、大きな駐車場が整備されてレストランや土産屋も存在する、一大観光地の様子。 国境碑の隣で記念撮影する人も多数。その中で、50歳ぐらいの日本人夫妻がおりまして、 声を掛けて互いに写真を撮ってもらったり。夫妻はアムステルダム在住で、観光で来たのだそうです。 この山の最高標高地点は、国境点から少し離れた場所に。327.5m。 ここまでよくまぁ歩いてきましたわね。 低地の広がるオランダの国土の中での、最高標高がこの山だとのこと。 14:00前。昼食がまだでしたが、結局そんなに空腹でもなく。炭酸飲料で喉の渇きを潤したのみ。 展望台。2.50EUR掛かることと、そろそろケルンへ向けて戻らないとということで、入場せず。 これでまた、徒歩で山を降ります。 頂上からバスがあるような感じでしたが、時刻が合わない感じでしたし、徒歩でいいや、と。 まずは、山に登った際に到着したレストランまで戻ることに。 望遠レンズ(70-300mmF4.5-5.6G SSM)で1枚。絶景かな~。 緑の中、背の高い教会がランドマークになっており、絵画のような風景が目の前に。素晴らしいです。 観光地といえども、やはり国境地点。オランダ陸軍の兵士がジープで巡回してました。 あとは、ヘアピンカーブや緩やかな坂を下って、行きに降りたバス停方面へ。帰りは一本道なので迷わずGo。 山を降りて、再びファールスのバス通りへ。 折角ですので、もうちょいとオランダ国側を歩いてみました。200mほどでしたが。 通りには、カフェやスーパーマーケットなど、基本的なものは揃っていましたね。 今更ですが、本日もパスポートはホテルに置きっぱなしです。 検問やパスポートチェックする場所は、ゼロでした。これが、欧州の新たなカタチなのですね…。 アイスクリームショップがありましたので、オープンテラスで一休み。 時間は14:40、これが実質の昼食となることに。 4玉ほどのアイスクリームに、ベリー系のソースと果実が添えられて、5EURほど。ご馳走様でした~。 盛り付けの時、店員に「多いけど大丈夫?」と聞かれましたけど、問題なしです。 |
2009/07/29(WED)_2-2 |
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15時過ぎ。 オランダ側にあるアーヘン中央駅行きのバス停から戻ります。 左は、行きのアーヘンから乗ったバスのチケット。2.30EUR。 右が、オランダ・ファールスから乗ったバスのチケット。1.60EUR券が2枚発行されるカタチで、3.20EUR。 行きとは若干異なる路線で、中心街は通らずにアーヘン中央駅まで。 駅に着いたら、そのバスの行き先は「Maastricht」(マーストリヒト)に変わりました。 2国2都市間を往復する、国際路線バスなのですね。日本人からすると新鮮です。 さて、バスを降りてちょっと歩いたら、女子大生っぽいおねーちゃんが声を掛けてきまして。 要約するには、「もうバスに乗らないなら、1日券をいただけない?」みたいな感じ(?)。 こちらのバスは区間制ではなく、1日内ならばそれで何度も乗れるみたい? NYでも「トランスファー、プリーズ」って言えば専用券を貰えて一定時間内で乗換できる、 それと似たようなものなのでしょうか。それなら、マインツ市内では損したかな? で、そのおねーちゃんに対しては、「ケチるなよ」と思いつつ「分かりませーん」で逃げましたが。 アーヘンにはもう用が無さそうな旅行者からなら譲ってもらえるだろうと考えたのでしょうけど、 こうやってチケットを日本に持ち帰って保管するようなオタクな旅行者にはそれは通じませんよということで。 そんなこんなで、15:30。アーヘン中央駅に帰着。 ケルン方面への列車時刻を確認。 パリ北駅発~ブリュッセル経由~終点ケルン中央駅行きの国際高速列車「Thalys」が、数分後に発車とのこと。 乗れるかな~と窓口前の係員に尋ねると、事前に座席指定券を購入する必要があり、窓口で買ってねとの返答。 しかし窓口はそれなりに混雑。発車には間に合わないな~ということで、写真だけは撮ろうとプラットホームに。 TGVを基本とした、ワインレッドの美しい車体です。 車内の様子を見ると、大きなリュックなどを提げた旅行者で結構混雑している様子でした。 こちらも旅行シーズンですし。 ということで、レギオナルエクスプレス。行きと同じくダブルデッカー。 RE1[NRW-Express]で、ケルンに向かいます。 |
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