ドイツ旅行
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2009/07/29(WED)_1-1
ドイツ旅行5日目。
昨日は南下したので、今日は世界遺産登録の大聖堂を見に北上。まずはフランクフルト中央駅へ。

フランクフル中央駅
08:10発、エッセン行きのICE822列車。

ICE
最新型のICE3。ICE3からは、先頭車両が機関車のタイプではなくなってます。

長いノーズと、運転台が中央にある方式の車輌。
TGVの最新型もですが、進行車線が国ごとに左右入れ替わる国際列車の対応策として、この方式が採用されているようです。

ICE
ICE3には、編成毎に都市名が冠されてます。この列車は、「Ravensburg」。
T-Mobileの無線LANが使えるそうです。

2等車の輛数が短い編成ですので、そそくさと車内に乗り込み、非予約の空席を確保。

ICE
車内は天井も高く、ガラスの仕切りで開放感もあり、グラスディスプレイの案内板など先進なイメージです。
座席にはヘッドフォンジャックが備えられており、ヘッドフォンを持参すれば音楽などの車内プログラムが楽しめます。

発車後、見慣れた空港までの路線を通り、その先は専用区間の路線へ。

フランクフルトとケルンを結ぶ、2002年に開業した新線。
ライン川沿いを走る線路のバイパス線で、ケルンまでを約1時間で結びます。

ケルン・ライン=マイン高速鉄道線(Wikipedia)

ICE
ドイツの空は、ルフトハンザなどの飛行機がひっきりなしに飛んでいるので、飛行機雲が縦横無尽に。
航空自衛隊ブルーインパルスの展示飛行課目「スタークロス」のような感じです。

さて、この高速鉄道線。速い反面、防音壁ばかりで景色を堪能することもあまりなく。
急勾配区間もいつの間にか過ぎ、あっという間にケルン メッセ/ドイツ駅へ。

武蔵野線の、府中本町駅や新八柱駅のような半地下のホームに到着。
この駅のこのホームを使うことで、ケルン中央駅へ寄らず(折り返しをせず)にハンブルグ方面への時間短縮ができるとのことです。

階段を上がって高架のホームへ。09:15のRE(レギオナルエキスプレス)で隣のケルン中央駅へ。
ホームからは、ライン川に掛かり中央駅とを結ぶ鉄道橋。その先には、ケルン大聖堂がそびえます。

そして、ケルン中央駅に到着。下車してケルン大聖堂へ…は、後回し。

2009/07/29(WED)_1-2
ケルン中央駅
レギオナルエキスプレスのRE9[Rhein-Sieg-Express]で、アーヘンへ向かいます。

RE
全車輌ダブルデッキ。

ICEに限らず、車輌に付加されるどこかの都市の市章がアクセントとなり、カッコイイというか。

RE
普通列車とはいえ、内装も洗練されて手を抜いていないという印象。

各駅停車で約1時間。
のどかな高原や風力発電の風車を横目に、終点のアーヘン中央駅に到着。

アーヘンは、オランダとベルギーに接する国境の街。
少し離れた小高い山には、ドイツ・オランダ・ベルギーの3国が接する地点があるとのことで、ちょいと行ってみようかと思いまして。

その前にまず、アーヘン大聖堂へ向かいます。
大聖堂のある中心街には観光案内所もあるとの事で、駅のカウンターで尋ねて周辺地図を頂き、これをもとに散策。

アーヘン
駅を直進して、そのままシアター通りに沿って歩く。アーヘン劇場を越えて、もう少し先へ。

アーヘン大聖堂
アーヘン大聖堂。

ドイツ国内では初めて、1978年に世界遺産に登録されたところです。

アーヘン大聖堂
アーヘン大聖堂
千年の間に増築が繰り返されており、いろいろな角度から違った様式を愉しめます。

アーヘン大聖堂
内部も、色鮮やかなステンドグラスや、マリア像の彫刻など。美しくて溜息ばかりです。

アーヘン大聖堂
大聖堂壁面には使徒や賢者などのレリーフが幾多とあり、緻密で素晴らしいものです。

ここまで緻密なレリーフを数世紀も外気にさらしていれば、大聖堂はいつ行っても補修の真っ最中なのかな~と思ったり。
世界遺産だからこそ、こまめに補修しているというのもあるのでしょうけど。

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