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2025/10/19(SUN)_1
日帰り仙台。
2025-26シーズンが開幕したB1リーグは、早速に東西地区跨ぎで三遠ネオフェニックスが仙台89ERSとのAWAYゲーム。
DAY2のみ行きましょうかねということで、日曜日にゼビオアリーナ仙台へ。

大宮
昨年春(2023-24シーズン)の時は深夜バスを使いましたが、今回は往復で新幹線。
大宮06:57発の、はやぶさ・こまち1号。

2013年4月のAWAYモンテディオ山形戦には、仙台経由でこの列車のグランクラスに乗車してましたね。当時はこまちとの連結はなく単独行でしたが、現在はE6こまちと連結。08:03に仙台駅に到着。

仙台
まずは周辺をブラブラと。
仙台朝市が朝8時から開店とのことでしたが、どこもやっておらず。流石に早すぎたか…。

ということで、地下に潜り、地下鉄東西線に乗車。前回は東の荒井駅(震災遺構 仙台市立荒浜小学校)へ向かいましたが、今回は西へ。

しばらくすると地上に出て、広瀬川を渡る。そしてまた山の中を入っていき、山岳鉄道のごとく最大57パーミルの勾配のトンネルを駆け上がる。すごいわ。そして終点の八木山動物公園駅に到着。

広瀬川橋りょう外工区の建設工事(仙台市交通局)

仙台
駅と一体になった立体駐車場ビルの屋上へ。「日本一標高の高い地下鉄駅」から、仙台市街を望む。

仙台
駅を出て、少し歩くと八木山動物公園。先程の駐車場の屋上にも入園口があり、入園待ちの列もありました。
こちらの門には、銅像。大正時代に八木氏がここ一帯を開発したことで、八木山とのこと。

うぇいくあっぷがーる ZOO !

仙台が舞台の「Wake Up, Girls!」。そのスピンオフ「うぇいくあっぷがーる ZOO !」は、ここが舞台。
舞台訪問かと思いきや、入園はしません。

仙台
その隣には、八木山ベニーランド。こちらにも入りません。

LoveLive! Fan Fun Festival

現在、「ラブライブ!スーパースター!!」のLiella!との遊園地コラボが開催中ですが…。時間がないので、こちらもパス。

仙台
仙台
ベニーランドの脇の道を歩き、青葉城址へ。その道中に八木山大橋があり、竜ノ口渓谷を眺められます。こちらがまずは今回のメイン。

ただし、前日にはこの渓谷を下った、伊達政宗公が眠る瑞鳳殿の近くの広瀬川で熊が出たとのことで、ちょっとうろたえつつ慎重に歩くことにしました。道路は、ベニーランドに向かったりする車がそこそこあるため、まぁそこまで構えなくともと感じたりもしましたが。

仙台
そして、八木山橋。
車がそこそこ通る中、欄干から北側を。V字の深い谷と、白い岩肌と緑の木々。そして広瀬川の青。見事な風景です。紅葉には早いですが、もうちょっとしたら見事な紅が広がるのでしょう。

それにしても、流石に怖いですわ。柵やワイヤーがあるとはいえ、身を乗り出してカメラのレンズを構えると、怖いです。

(↑クリックで拡大可)

しかし絶景ですね。
八木山の麓の広瀬川から支流に入るとすぐ、下からこの、古代中国の水墨画にあるような景色が広がるものとなりますから、これは確かに、仙人が鎮座する台「仙臺」(仙台)に、伊達政宗が改名する気にもなりますわ。

(↑クリックで拡大可)

橋を渡り終えて、振り返るとベニーランドの観覧車。
橋にだけ歩道がないんですよね。青葉城址からでもここまで数百メートルですし、渓谷の絶景を見せるために歩道や橋の中央にスペースが有ればなんて考えもしますけれども。

仙台
なお、ここは自殺の名所らしいですが…。それ故の高く間隔の狭い柵ということでもありましょうけれども。
そして、熊も。

仙台
という感じに、あとは数百メートルを歩くと青葉城址の駐車場側の入口に到達。09:30すぎ。

2025/10/19(SUN)_2
仙台
裏側から仙臺城址に入る。
2012年10月に来た時は、時間の関係で伊達政宗像を見たのみで仙台駅に戻りましたので、今回は色々と見ておこうかと。と、青葉城資料展示館に入ってみる。700円。

ちょうど、仙臺城をCGで再現して紹介する16分ほどのムービーがミニシアターで放映されるということで、歩いた足を休めつつ見ておく。CGとアニメーションのキャラでの解説で、その解説には声優の若本規夫氏。ということもあって、伊達政宗や仙臺城など、江戸時代の仙台の歴史をわかりやすく学べました。

常設展示のほうには、蒔絵の調度箱や甲冑など。こちらもなかなかです。
という感じに展示を眺めて、10時すぎに外に出ると、観光客がそこそこに増えだしてきます。そのまま、護國神社に参拝。

仙台
仙台
そして、伊達政宗公の像。2012年以来です。
この時間、観光客も徐々に増えてきましたね。その中に、自作の三日月の前立の兜を被って記念撮影している外国人も見られました。

仙台
高い崖から広瀬川を見おろす。河川敷ではイベントがやっているのか、歌が大音量で聞こえてきたりも。ちょっと音が邪魔かと思うも、熊よけとしては良いのでしょうか。ちょうどそのへんが、前日に熊が出た場所でしょうし。

そう考えると、祭りとかで音を出す行動様式というものは、害獣避けというのもあるのでしょうか。そういった方面には詳しくはないのですけれども。

現在の地図を見ると、県庁などの官庁街は城からは若干離れたところにあるのですね。明治に入り、仙台城周辺を陸軍施設としたことで官庁街が離れたところに形成されたとのことで、この立地は明治の軍の考えでも防衛に有利だと判断したのでしょう。
静岡や甲府などの、城址と県庁がほぼ同じ場所にあったりというのに対して異なることが、趣深くありますかね。

近世城下町を基盤とする軍都5都市における明治期の官庁街形成と都市改編

加えて、日本の各地で起こった鉄道忌憚とは逆に、青葉城の城下町にあたる繁華街に近づけるように鉄道駅を寄せる運動があったことで、Uの字のような鉄道線が引かれたのですね。

仙台
仙台
仙台
という感じに、10時半。城を出ます。
今回、下から上に行く行程にしなくて本当に良かったと感じる高低差。武士はこの坂を上がって通勤したのでしょうし、ここを攻めようとしたら崖に渓谷に坂を上がらなければなりませんから、城を建てて守るには絶好の位置ですね。

そういえば、青葉城内の駐車場脇を歩いていたとき、LUUPに乗った若者を見掛けました。下からここまで上がるパワーはあるということでしょうね。そう考えると、忌み嫌われているもののこういう時に便利ではありましょうか。

仙台
仙台
坂を下り、清水門跡の側から、仙台市博物館へ。

2025/10/19(SUN)_3
仙台
仙台市博物館。
竜ノ口渓谷から青葉城に至ると、中心街へ戻るには1時間に一本のコミュニティバスか城を下りて地下鉄東西線になりますから、その道中にある博物館に寄りながらとしようか、と。

仙台市博物館
徳川十五代将軍展

現在は、特別展として、「徳川十五代将軍展」。
久能山に保管されている徳川将軍の甲冑などのコレクションの展示。これは、なかなか良かったです。

スペイン国王が徳川家康に贈った洋時計のデザインとゼンマイの機構は、なかなかに美しいものでありますね。
ほか、2mほどの金扇馬標。デカい。この時代でもきらびやかに輝き、美しい。

現在は後期の展示であり、家康の甲冑は金ピカの「金陀美具」ではなく、黒の「歯朶具足」ではありましたが、こちらも緻密に締まった草摺がなかなかのものです。

そして、徳川15代の全甲冑がここに揃うということで、それぞれ、美しいものです。
戦がなくなった江戸時代ゆえということも影響して、戦場で実際に着ることが目的ではないだろうという感じの豪華絢爛さのものもありますが、それがこの美として消化したことは、太平の世の素晴らしきこと、というものではありましょうかね。

一方で、各徳川将軍の在年数と享年の表があり、子供の頃に亡くなられた将軍が多いことを初めて知る。
若くして亡くなった将軍の甲冑は、それでも成人サイズで作成されたものが多く、少しでも長生きすることを願ってのことだろうとは感じました。

他、眼鏡や鉛筆などの小道具類も、なかなか、良いものでしたね。

そして、常設展。
やはり伊達家関連のものが多いですね。青葉城の資料館でビデオ解説を見ていたことで、少しは理解が深まりましたかね。

なお、ここには国宝「支倉常長像」があり、常設展示らしいのですが展示されていなかったような…。こちらも少し駆け足気味でしたから、いやでも一通りは眺めたはずですし⋯。特別展では閉じる場合もあるとのことでしたから、そうだったのか。まぁそこまで執着することはせず、ぐるっと、仙台の現在までの出来事などを知る。なお、ここには「仙臺四郎」なる商売の原人神(?)の史料はなかったですかね。

そして、奥の方のコレクション展示室には陶磁器。古伊万里の角皿がなかなかでしたねと眺めていましたが、その脇にあった「月に萩文黒楽茶碗」が見事でした。黒楽茶碗の黒に白く太い斜めの線が入り、その白地の上に萩なのか松なのか不明瞭な感はありますがそれが描かれて、気に入った感はありました。

仙台
入口には、「ハイキュー!!」のモニュメント。

という感じに、12時すぎ。ここから、地下鉄東西線の国際センター駅へ。

仙台
仙台
「国際センター」という施設があるゆえに、国際センター駅。インターナショナル中央駅、では否。

数駅で仙台駅。このまま南北線に乗り換えて、長町駅へ。13時頃にゼビオアリーナに到着。

昼食を取る暇がなく、会場外の屋台は行列でしたので、アリーナ内で芋煮や豚丼などをがっつりと購入して、いただく。朝の新幹線でコンビニおにぎりを食べて以来の食事でしたので、空腹の限界でした。

2025/10/19(SUN)_4
ゼビオアリーナ仙台
りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 B1 第4節 GAME2
ゼビオアリーナ仙台
仙台89ers 87 - 86 三遠ネオフェニックス

取って取られてのシーソーゲーム。残り数秒で逆転されて、試合終了。
この2日、仙台に勝てず。

ゼビオアリーナ仙台
オープニングショーが、なかなかカッコイイものでしたね。
ちなみに、今日は1階席の中段あたりの席(前売4,900円)としました。ゴール下はさすがに、価格高騰の波に打ち勝てませんでしたのでチョイスに至らず。いやー高いですわ。

ゼビオアリーナ仙台
ゼビオアリーナ仙台
前シーズンの2024-25は現地観戦しなかったので、久々のアリーナ。

ゼビオアリーナ仙台
ゼビオアリーナ仙台
前回来た時は、こちらのスリーポイントがバカスカ決まる気持ちの良い試合でしたが。今日は仙台が、ここぞというところで3Pを決めて魅せる。少し点が離れたところを3Pでジリジリと縮めて、逆転。こちらもデイビッド・ヌワバのパワープレイでゴールを奪う。

ゼビオアリーナ仙台
ゼビオアリーナ仙台
ゼビオアリーナ仙台
仙台89ersの胸スポンサーの「seven x seven」、福岡・糸島と石垣島のリゾートホテルを運営する会社だとのこと。
仙台といえば七十七銀行ということで、それかと思ったら全然違いました。(七十七銀行はパンツスポンサー)

ゼビオアリーナ仙台
ゼビオアリーナ仙台
後半、またリードされたり追いついたりで、目まぐるしい展開。そして、4Q終盤に再度リード。
しかし、残り8.3秒で3Pを決められて84-85。しかし直後のフリースローで86-85と再逆転。
しかしのしかし。残り、2.8秒でレイアップを決められて、86-87。試合終了。

ゼビオアリーナ仙台
16:50過ぎ。試合会場を離れる。
ヘッドコーチチャレンジなどのブレイクタイムで、試合終了までの時間が長くなった感じでもありますかね。まぁ、帰りのスケジュールに問題はありませんけれども。

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試合後は、JR長町駅へ。

17時頃に長町駅構内に入ったところで、仙台空港行きの電車は17:26発と知る。約30分何もないのかよ⋯。羽田空港のモノレールの頻度に毒されていると、そんな感情も出てきます。これならば、駅横のIKEAでホットドッグやソフトクリームを食べる時間も十分あったわ…。

スマホゲームや5ch閲覧で時間を潰して、仙台空港アクセス線に乗車。杜せきのした駅へ向かう。

仙台
イオンモール名取。
「フードコートで、また明日。」の舞台訪問ということで。

フードコートで、また明日。

昨年3月末に杜せきのした駅に来ていたことで、その後のアニメ発表とキービジュアル公開時には既視感でした。コミックの方は読んでなかったんですけれど、アニメは坂井久太氏のキャラデザということで、外見ギャルの山本が可愛いのですよね、と見ていたりしていました。



エンディングの、ボーカルが始まる前の前奏で被せてくる2人の会話なるものが、1990年代J-POPを履修した世代のおっさんの愚痴というか主張をこの女子高生に喋らせている感じのノリであり、それはちょっと薄ら寒いというか、笑えないものでしたけれども。

まぁ、熱く語るのは置いておいて。せっかくですので、来てみた次第。
電車の本数は少ないものの、仙台駅に戻って新幹線に乗るには全く問題ないスケジュールですし。

仙台
まずは軽く散策。でかいです。まぁ越谷レイクタウンには行ったことがありますから、そこを見てしまうと、あとは浦和美園など他のイオンモールとほぼ同じレイアウトという感じではありますが、それでもデカい印象。なお、宮城では新利府のほうが床面積は更にでかいとのことです。

仙台
そして、件のフードコートへ。
せっかくですので、ドトールでドリンクを購入して、ベンチに座って一休み。
流石に、劇中で2人が座った場所と全く同じ椅子と机の場所は無いような感じでしたけれども。まぁ、あったとしても、フードコートにはそこそこに人がいましたので、あまり凝視しながら席を探すのはアレではありましたが。

仙台
そして、向かいのヴィレッジヴァンガード。
こちらも作中に出てきたり、山本のバイト先という設定でしたので、店舗にディスプレイがあったり、スタンドポップも置かれてあります。店員さんに了承いただきつつ、写真を撮ったり。

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仙台
という感じに、舞台訪問を楽しみました。
ここ以外は、まぁいつものイオンということですので。
とはいえ、次の列車まで時間があるので、先にお土産を買おうかと菓匠三全などのお店で仙台銘菓などを買い、駅へ。

仙台
18:44発の列車で仙台駅に戻ります。
あと、せっかくですから、駅で「鉄道むすめ」のグッズ(キーホルダー)を購入したりも。

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19時頃、仙台駅に帰着。
帰りの新幹線はまだ決めてませんけれども、これ以上駅から外れる行動はできませんから、駅ビル周辺で夕食とお土産購入タイムかなということで。

それでも、せっかくですからヨドバシカメラ仙台の「初恋*れーるとりっぷ」ラッピングを眺めたり。

地下のエスパルで夕食をと思うも、季節柄、はらこめしを食べたいところ。しかしながら、生鮮食品街の弁当コーナーや惣菜店、鮮魚店にはなし。20時前ですから、本日分は売り切れていることも考えられましたが。

そのため、今回は駅弁のはらこ飯を購入としました。亘理のはらこ飯は、また別の機会にでも。

という感じに、20:14発のはやぶさ64号として、ビールや阿部かまの笹かまぼこも購入して、はらこ飯とともに、ほぼ満席の新幹線内で夕食。忙しない、行程を詰めこみ過ぎなスケジュールになりましたので、もうちょっとゆったりとした旅程を組みたいものではありますかね。

という感じに、大宮駅に21:23着。あとは埼京線に揺られて、22時頃に帰宅となりました。

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