韓国旅行 Summary |
---|
Archives |
---|
2023/09/20(WED)_3-1 |
---|
11時過ぎ。 次は、釜山市立博物館へ。 地下鉄1号線で西面。2号線に乗り換えて、大淵(デヨン)駅で下車。 博物館まで歩ける距離っぽいので、15分ぐらいを歩く。 実写版「孤独のグルメ」の特番、「孤独のグルメ 2019大晦日スペシャル~緊急指令!成田~福岡~釜山 弾丸出張編」で、ゴローちゃんが入店してナッコプセを食したお店。ドラマを見てはいましたが、お店の情報まで仕入れていませんでしたので、入口の立て看板から、偶然に見つけたということです。 とはいえ、ドラマで出た量の食事を腰を据えて食べるには、これからまだ向かう場所があることで時間が勿体ないと感じると言いましょうか。 自分の場合は、海鮮やホルモンはちょっとどうしようか、食べるにしてもアルコールがいるけど昼からはちょっとな、と。 ほか、道中には焼肉店もありましたけど、同様にパス。 博物館向かいの通りに大衆食堂があり、夏のメニュー「水冷麺」(9,000KRW)とのポスターがありましたので、これでいいかなと入店。 昨日の西面とは異なり、普通におばちゃんに注文するスタイル。後払い。 注文は、スマホで撮った写真とメニューの指差しで何とかなる。 |
2023/09/20(WED)_3-2 |
---|
12時過ぎ。 昼食を済ませて、釜山市立博物館へ。無料施設。 内容としては、よくある各自治体の博物館のように、その地域の旧時代から現代までをたどる展示。 展示の解説文はハングルのほかに、一部は英語の解説もありますから、内容はまぁ理解できます。 Googleレンズでハングルを翻訳するも、同音語によって別の単語で変換されて意味不明になることが多々ありましたから。 石器・土器を経て、10世紀。高麗青磁は、なかなか美しいものでありますね。 中世以降は、日本との交易や戦乱の話題が多くなります。NHK「ブラタモリ」の対馬の回にもあった、宗氏も登場。 交易の記録や各書物の展示など。過去、九州国立博物館でちょうど対馬関連の展示を見ていましたので、今回は韓国側から日本との交易の記録を見ることとなりました。 もちろん、豊臣秀吉による朝鮮出兵の事象もありはします。 近世になると、日本による鉄道建設ラッシュと、下関・釜山間の定期航路開設の紹介。 個人的には、ここが一番楽しめますね。 関釜フェリーを使うことは今回ありませんでしたが、こちらも使ってみたいのですよね。 その後は、三・一独立運動の紹介から、太平洋戦争を経て終戦へ。 地下新聞の紹介など、このあたりでようやくハングル文字が良く見られるようになってきます。 そして、朝鮮戦争を経て、近代化と釜山市の広域化の紹介。 更に、国際港湾都市としての発展など、21世紀の現在まで到達。 1時間強、なかなか見応えありましたね。 次は、博物館の裏手からほぼ直結のUN記念公園へ向かいます。 ちなみに、釜山には国立の博物館として「国立金海博物館」というものがありますが、古代国家・伽耶をメインテーマとしていることと、場所が遠い(金海国際空港から更に北)であることで、別の機会があれば行こうかという感じですかね。 |
2023/09/20(WED)_3-3 |
---|
釜山市立博物館の裏手から、UN(国連)記念公園へ至る憩いの広場と遊歩道。文化センターのような施設もある様子。 ここを経由すると、UN記念公園に。 国連(UN)の名が冠された墓地は、世界でここだけとのこと。 国連が1960年から管理して、その後1991年には南北朝鮮の国々が国連加盟。 国連発足後、多くの国が参戦して戦死者も多く、結果的に国家を二分し、その参加国・戦死者が多かった故、整備するに至ったのでしょうか。ならば東側陣営には、とか、その前(1948年)から幾度も続く中東戦争は、とか、色々思うところはありましょうけれど。 入口には、板門店でも見た韓国軍兵士。特に声を掛けられるでもなく、公園に入ります。 敷地内にはお墓の他に、国連旗などの資料展示施設やモニュメント。 そして、朝鮮戦争へ参戦・従軍した21ヶ国の、殉死された兵士のお墓と国旗の掲揚。一礼。 このとき、新たに徴兵されたと思しき韓国軍兵士の15名ほどが、ガイドのおばちゃんに引率されて、見学中。 国旗掲揚台に向かって、おばちゃんが「オーストラリア!」など参戦国の声を発した後に、兵士たちが復唱する光景を見られました。 全て言い終わった直後に脇から、「日本(イルボン)!」と言おうかなとか思っていましたけど、ファビョンされたり拘束されたらたまったもんじゃないなと、考えを改める。 とはいえ、表向きでは日本は直接参戦はせず殉職者ゼロとされますが、実際には米軍支援の掃海中に亡くなられた人はいますので。ですので、自分自身の中で「日本」を一礼。 この戦争においても、戦場となる朝鮮半島以外の各国の10代の若者も亡くなられておりますし、米国籍の日本人もしくは日系人の方の名前も見られます。 といった感じに、ほぼ一周。お墓とモニュメントならびに展示施設を見て回る。 ここらでちょっと、雨が降り出しそうな感じになります。 14時半。 次は海雲台に向かいますが、まずはバスで大淵駅へ。 |
←2日目(2) 甘川文化村 |
2日目(4)→ 海雲台 |