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2015/05/23(SAT) |
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05/31まで利用可のANAの株主優待券。 今週末のJリーグのガンバ大阪の試合はありませんから、どこか出掛けようかと思案して直前まで行き先を決め(られ)ず。 行き先を2箇所に絞って周遊スポットを確認しておき、ANAの予約サイトから空席情報を確認しつつ、1日分の着替えを持って、 午前はタスク処理をしつつ、秋葉原のジーストアで「ハロー!!きんいろモザイク」Blu-Ray全巻予約をしながら、午後に羽田へ。 函館空港の往復で空席がありましたから、函館へ行くことに。 函館は、16年前の1999年3月末に厚木から青春18きっぷで2日掛けて到達して、それ以来。 あの時は夜20時過ぎに海峡号で到着して、札幌行きの快速ミッドナイトが満席だったために駅のベンチで仮眠して朝を待ち、 深夜3時頃に2日間の汗を流したいと駅周辺をうろついて、カプセルホテルか何かのサウナ浴場が開いていてそこに入り、 深夜料金をおまけしていただくという、貧乏学生への慈悲を掛けてくださった思い出もあって。 その際には、朝市などにも寄らずに朝の海峡号で青森に戻り、観光らしい観光はしていませんでしたから、 今回は観光しようということで。 保安検査場へ行く前に展望デッキで撮影した、ANA共同運行のエアドゥ057便。 14:40発、RWY16Lから駆けてテイクオフ。内陸を飛び、糸魚川を見やりつつ、その後は気流の乱れから若干揺れながらも、 津軽半島を横目に津軽海峡を越え、16時前にRWY30にタッチダウン。 ちょっと展望デッキへ出てみましょうと出てみたらそこそこ冷えますね…。 16:20のバスで函館駅へ。20分で市街中心に着けるのは良いですね。 函館駅は改装されて、16年前の面影はありませんでした。 当時に夜を明かしたカプセルホテル・サウナは、事前のストリートビューでも見つけられず。 市電の鉄路を横断した覚えはありましたが、新たにホテル等へ改築などされたのかな、ということで結局見つけられず。 ですので、今回は羽田で搭乗前にWEB予約したビジネスホテルへ。 周辺をちょいと歩くと、函館市役所。 現在、函館は至る所に北海道新幹線開業間近のポスター等。 新幹線駅は函館駅から離れますが、開業後はさらに観光が盛り上がりましょうかね。 17:20前。 函館駅方面に戻ると、ラッキーピエロがありましたので、入店。 観光地を調べていると出てきますし、小腹が空いていたので。 一番人気のチャイニーズチキンバーガーのセットを注文。烏龍茶とプーティーンのセットで650円。 注文を受けて調理する仕組みなのですが、前の列に中国人の団体が、テイクアウトでしたが周りと大声で話しつつチンタラと 注文をしていて、店員さんも疲れきった表情でオーダー。函館も、中国人だらけでまぁウルサかったですわ。 その中国人の爆買いな注文もあり、20分強ほど注文を待ちつつ。 脇の高校生の男女には、2人分前はありそうな大きなお椀に入ったカツ丼がやってきて見入ってしまったり。 バーガー類だけではなく、カレーやスパゲティなど色々あるハンバーガーショップですね。 結局、食事し終えたのは、入店してから30分以上経過した17:55頃。 注文後に調理するシステムであることから、自分の前の人(達)の注文状況を見極めておかないと、 タイムコントロールが必要な旅行者にはタイトなスケジューリングになりますかね。 食事を済ませて、市電で南下してまずは十字街。函館山に登って、夜景を見ようかと。 低床車両の市電には、北海道新幹線のカラーリング。 近くの南部坂から、ロープウェイの山麓駅へ。坂がしんどいわ…。 ロープウェイ駅を目指す、同じような旅行者が坂を登ってましたが、皆、長袖のウエアを着てました。 この日は風が強く、風が無ければ夜でも寒さはなんとかなる気温ですが、風で熱を流されて肌寒い。 そもそも、関東での服装(半袖シャツとカーゴパンツ)でぶらりと羽田に来て函館行きを決めたということでしたので…。 「試される大地」をナメてました。すみません。 駅前のショッピングモールにあった無印良品で長袖シャツを調達しておけばと本気で思うほどでした。 頂上でも寒さをこらえて耐えてましたわ。 ロープウェイ山麓駅へ、市電駅から坂を上がってという感覚や、山の眼下に拡がる夜景は、香港のそれに似ている感じもしたり。 ロープウェイ駅につきましたが、まだやや日が明るいことと、別の場所へということで、その先へ。 しばらく歩き、バスで山頂に向かう道路のゲートあたりへ。 太平洋戦争時の米軍の攻撃における殉職者や、「洞爺丸台風」のいわれとなった台風15号の海難事故の慰霊碑です。 翌日には青函連絡船・摩周丸にも寄ることにしていましたので、ここにも行っておこうと。 拝礼して、道を戻ります。なお、このそばには函館山への登山口。 頂上の展望台には、1時間強あれば登頂できそうな感じでしたが、日が落ちる中、遭難しそうな感じでしたのでパス。 戻る途中には、函館護国神社。日本最後の内戦、土方歳三ら旧幕府軍を相手に戦った、明治新政府軍の戦死者へ拝礼。 さて、ロープウェイ駅へ戻り、すこしばかり待ってロープウェイで頂上へ。 トワイライトを過ぎて、19:30頃からの夜景を。綺麗ですわ。ミシュランに3つ星認定されるほどですし、美しいですね。 そのかわり、展望台は2重3重の人だかりの大混雑。 三脚は持って来てませんし、カメラを置く場所はないのでバルブ撮影は出来ませんが、また来たい場所ですね。 下山は、ロープウェイは混雑していますし、バスが若干安いですのでこれに。函館駅前行き。 ガイドさんの案内に沿ってバスからも夜景を眺めて、途中の十字街で下車。 21時前、市電の1日パスでもう少し乗りたいということで、終点の函館どつく前停留場まで乗車。 周辺施設は閉まっている時間ですから、そのまま引き返して末広町で下車。 海沿いを歩き、ほんのしばらく進むと、コンビニのハセガワストア。 夕食をということで、名物という豚串の乗った「やきとり弁当」を。リーズナブルで美味。ごちそうさまです。 タレの種類もいろいろあるので、また来た時には違う味も楽しんでみましょうか。 ストアのそばには、金森赤レンガ倉庫群。この一角内に「函館ビアホール」がありますので、ビールで〆ることに。 函館開拓使ビールと函館赤ビール、地産ハムとマリネのアパタイザーで、本日の食事は終了。 あとはホテルに戻ります。風が収まったこの時間は、半袖でもなんとか過ごせる気温という感じ。 |
2015/05/24(SUN)_1 |
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函館の朝。 ホテルのチェックアウトは10時。朝食オプションはしていないので、函館朝市で朝食をと、7時半あたりに朝市方面へ。 この時間ですと、朝市の客はそこまで多くない様子。9時頃あたりには観光バスが多くやってきて盛況になっていました。 …。客引きが凄いというかひどいというか。まぁ後者ですね、げんなり。 看板にある丼物の値段表や商品を、他者に邪魔されずに色々見て周りながら決めたい自分にとっては受け付けないもので。 百貨店のような「お探しのものがあればお声を掛けてください」ぐらいならば良いのですけど、この子持ちししゃもが云々だとか、 どこから来たの?だとか一方的に言われると逆にムっとするというか。 「話に付き合っていたら最後には買わされる」という思い込みがそうさせているのかもしれませんが。 どこかのWEBに書かれていた、『客引きによる営業行為で人々に商品を売っていかないと、いざあなた(私)が店で買おうとした際には、 売れ残っている鮮度が落ちた商品に当ってしまう。故に客引きは…』とある程度の正当化された意見も、一理はあるのでしょうが。 あと、丼物は紹介写真の割に小さく値段も観光地価格かなということや、店によっては軒下の魚が並べられた脇の狭いスペースの、 簡素な机と椅子に縮こまりながら食べている客を見て、そういうのはちょっとな…と思ったりもして。 アメ横や下関・唐戸市場のほうがよっぽど良い雰囲気ですわ、という感じ。 それでも結局、食事はしないとという事で、「函館朝市ひろば」内のフードコートへ。 この中の、食事処がコーナー出店しているひとつで、ウニとカニが乗った丼を。中サイズ(丼の直径は10数cm)で1,600円ナリ。 ごちそうさまです。 朝市で、静かに魚介を食べるのであれば、この建物などの食事処が良いのかも。 魚介などを買うのであれば、いまはもうネット通販がラクでしょうかね。 さて、食事を終えてホテルで一休みして9時前にチェックアウト。観光の再開。 まずは函館駅2Fのコインロッカーで荷物を軽くして、朝市を越えたところの青函連絡船・摩周丸。 「函館市青函連絡船記念館摩周丸」として展示館となっています。 その昔、家族旅行で大間からのフェリーを乗ったことはありましたが、青函連絡船に乗ったことはありません。 お台場の海の科学館では過去に羊蹄丸を見学したのみ。 展示されている当時の時刻表とかポスターを眺めたり、座席に腰掛けたりしていると、不思議と懐かしい気になりますね。 館内には、台風15号の被害を伝えるコーナーも。 青函連絡船は鉄道貨物を車輌ごと積載していましたので、その可動橋の紹介などは、興味深くじっくり見ていましたね。 結局、ここを出たのは10:45頃。しっかり見てました。 05/29のNHK「ブラタモリ」で紹介されるとのポスターも貼られてました。 遠目の函館どつくには、海上自衛隊の護衛艦・DE-231「おおよど」が停泊。望遠レンズを入れておけば…。 |
2015/05/24(SUN)_2 |
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11時頃。次は、函館駅前から市電に乗って五稜郭へ向かうことに。 帰りのフライトを、エア・ドゥの16:40発ではなく、その次のANAの19:15発にしていることから、余裕はあるということで。 電停からしばらく歩き、五稜郭に到着。 まずは上から眺めようということで、タワーに。 市電1日パスなどを提示すると、特製の絵葉書をいただけます。写真に映る雪の五稜郭は素敵だわ。その時季にも来たいですね。 タワー1Fには、土方歳三のブロンズや大砲の展示など。 売店には、腐女子向けゲーム「薄桜鬼 -新選組奇譚-」のグッズも置いてあったりで…。 今日は晴天に恵まれて、5月の新緑が美しいですね。 カメラを構えましたが、24mmでは城郭は入りきりません。 Microsoftのパノラマ写真合成ツール「Image Composite Editor」で、くっつけてみたり。 タワー展望室には、幕末からの函館・五稜郭の歴史パネルとその各シーンを再現した精巧なフィギュアというかジオラマも。 戊辰戦争のあたりの日本史もあまり詳細は習ってはいませんでしたし、ペリーが函館にも訪れたことすら知りませんでしたから、 ここは良い勉強になりました。 タワーを降りて、2F。昼食をということで、レストラン五島軒へ。 明治創業の老舗の、函館ポークカレーを。美味しゅうございました。 五島軒本店の「レストラン雪河亭」ではロシア料理が提供されていますので、次回にはそちらにも行ってみましょうか。 タワーを出て、しばらく歩いて五稜郭公園に。 藤棚をくぐり、中央には箱館奉行所。少し前に、復元されて公開されているとのことですが、今回は時間上素通り。 公園外周を、半周分歩きいてタワーに戻ります。堀は間近で見ても、見事にアールを描いた石組みですね。 あとは、タワーを越えて市電の電停に戻ります。 |
2015/05/24(SUN)_3 |
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さて、市電で函館駅前を過ぎて、十字街へ。 市電に揺られている最中、早起きと疲れでウトウトと。カフェインが足りない! ということで、喫茶店で小休止。 茶房「旧茶屋亭」。 大正情緒あふれる喫茶店。 アニメ「大正野球娘。」のオープニングカットに、鈴川小梅と小笠原晶子が喫茶店で甘味を愉しむシーンがありますが、 この喫茶店がここだということで、行っておきましょうか、と。 コーヒーと菓子の、「3年間熟成珈琲セット」を。 良い雰囲気の調度品と内装、茶器でいただくコーヒーはなかなかですね。 食後のシャーベットも付いて、昼の暑さを冷却。ごちそうさまです。 14:30頃。午後の観光をということで、八幡坂を登り、高台の各所を巡ります。 正ハリストス正教会。 国の重要文化財に指定されているロシア正教の教会。八端十字架をながめつつ、内部も見学(有料)。 建物や祭壇などは広くはなく、ステンドグラスといった類もありませんが、このコンパクトのなかの荘厳さであり、 特に聖障には息を呑む素晴らしさです。 逆光は勝利。 正ハリストス正教会の向かいには、カトリック元町教会。 (旧約)聖書をトーラーから順に読んでいくというタスクは、エレミヤ記で停滞中…。 |
2015/05/24(SUN)_5 |
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カトリック元町教会から道を引き返して八幡坂も越えると、旧函館区公会堂。 こちらも、国の重要文化財。 コロニアルな色使いと建物が美しく。午前の順光の時にまた来たいですね。 大正天皇が皇太子時代に宿舎として使用したことから、その貴賓室の調度品も美しく。 天井のシャンデリアのレリーフや、2階のバルコニーから眺める景色など、見どころが色々ありますね。 元町公園内には、「函館市写真歴史館」。 旧北海道庁函館支庁庁舎の建物で、1階の観光案内所の脇にもオールドカメラの展示はありますが、 2Fには函館と寫眞の歴史をじっくり堪能することが出来ます。 太平洋戦争時代、函館山は要塞としていたことから機密ということで記念撮影では山を隠して撮影したという記録も。 ほか、GLAYがここでグラビアなどの撮影をしたとのことで、その紹介も。 元町公園のそばには、旧イギリス領事館。 瓦屋根のエクステリアに対して、洋風なインテリア。執務室の家具類が良い感じですね。 ユースデン領事の紹介と、帰国後も函館を愛したエピソードが素敵です。 時刻は16時過ぎ。そろそろ、空港に戻る準備をということで、観光はほぼ終了。 次は、ここから函館どつくあたりまでの旧跡などを周りたいですね。 坂を降りて、昨夜にも訪れていた「北海道第一歩の地」と桟橋を再び巡りつつ、昨日寄った金森赤レンガ倉庫群。 よくあるギフトショップや、外国人向けのラオックス免税店が展開されていたり、別の倉庫には昨日寄ったビアホール。 加工海産物も扱うおみやげ屋もありますので、ここで最後に買い物するには良い場所という感じです。 色々物色して、市電に乗ろうかと思うもこのまま駅まで徒歩で。 17:15頃に駅に戻り、次の17:35発の空港バスまで駅とキオスクを巡りつつ、函館駅を離れます。 空港デッキで写真も撮りつつ。 函館から新千歳へ、そこから羽田へ帰京というパターンも考えたりしましたけど、素直に往復です。 あとは、夕食をということでスープカレーラーメンを。 そしてまたおみやげ物色。おみやげというか、自分が食べたいお菓子を買い、3~4割ぐらいを実家に送るパターンですがね。 搭乗までの待ち時間に化粧箱を開けて個包装にバラして、宅急便用と自宅用にお菓子を分ける時間つぶしが楽しいというか。 もちろん、空箱は家で廃品回収の分別をしてから捨ててますよ。 久々にマルセイバターサンドが無性に食べたくなるも、都内アンテナショップにはイベント時にしか出品されないので、 じゃあ北海道まで行こうかというのも今回の旅行の一つでもありまして。 色々と堪能出来ましたし、次は末広町より西の旧ロシア領事館などへ行ったり、雪や桜の時季に五稜郭へ、 20mmあたりの広角レンズを持ってなどで訪れたいですね。 満席のANA558便は、定刻に函館空港RWY12からスピードを上げて離陸。 羽田にはほぼ定刻にRWY34Rへタッチダウン。右翼側の遠目には、東京ディズニーリゾート(?)方面から花火が上がっておりました。 ANAは羽田-青森便がないので、青函トンネルを利用しての2都市観光は無しとしましたけど、 青函トンネルもまた新幹線開通前に在来線で通過しておきたいですね。 |