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2006/03/07(TUE) |
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ガンバ大阪のアジアチャレンジ、AFCチャンピオンズリーグ。 自分も、韓国は初上陸です。 羽田空港-金浦空港間の日韓シャトル便を利用しての、HISの終日フリーツアー。 ホテル-空港間のみバス・添乗員付き。 羽田空港と金浦空港はそれぞれ都心に近いので移動はラクですが、国際線ターミナルの免税店街が小規模なので、入国審査後の時間潰しに苦労しますね。 しかしパスポートに「HANEDA」「GIMPO」の査証が押されるのはちょいと感動も。 自分が生まれた年に成田が開港したので、シャトル便でなければ「NARITA」「INCHEON」でしょうし。 アシアナ航空OZ1035便、羽田空港19:20発→金浦21:20着。機材はエアバスA330-300。 金浦空港へのアプローチ中に外の景色を眺めていると、キリスト教の赤い十字架のネオンがいたるところに存在し、夜の闇の中で特に目立ちました。翌日の鉄路での移動時にも、駅周辺の街や集落には至る場所でキリスト教会が目立ち、キリスト教徒の多い国だということを実感します。 大阪からのサポーター仲間と合流して、屋台で夜食。 ホテルに戻り、1日目の終了。 |
2006/03/08(WED)_1 |
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おはようございます。韓国2日目。 出発前にホテル周辺を散歩。 コンビニ(GS25)でウインドウショッピングして、某氏と合流して出発です。 プレジデントホテル裏手の「トジュコル」という料理店。干し鱈スープ定食が有名とのことで、朝食を。 朝の胃にも優しい料理ですね。ごちそうさまです。 旧市庁を遠目に見たり、プレジデントホテルで両替をしつつ、そろそろ全州へ出発。 まずは、付近の地下鉄駅から龍山駅に向かいます。 地下鉄乗車前に韓国の電子マネー「T-money」を購入。 T-moneyはデポジットに2,500KRW。そこから更にチャージ分を各自で指定するようで、窓口の駅員に「いくらチャージするの?」という感じに聞かれていたみたいでしばし悪戦苦闘。JR東日本のSuicaは2,000円を払えばそれですぐに使えますから(デポジット500円+初期チャージ分1,500円)、その部分の違いを理解するのに数分を要し、ようやく3,000KRW分をチャージ。改札をタッチアンドゴー。 |
2006/03/08(WED)_2 |
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龍山駅。空港カウンターのような感じで、天井が高くて明るく綺麗で、先進な印象。 全州市への移動は、行きに鉄路。帰りは高速バス。 貸切バスや、往復とも高速バスという単一手段での移動はつまらないという自分の我侭を通す。旅は道連れ。 ということで、龍山駅からKTX等を利用して、全州駅へ。 11:10発・光州行きKTXを指定。途中の益山駅まで乗車して、益山からは全羅線の急行・ムグンファ号に乗換えて全州駅へ。 韓国の急行・特急は全席指定席。料金は片道全行程大人1人26,500KRW。安いわ。 龍山駅ビル地下のスーパーマーケットで、あらかじめ昼食を購入。 コンビニおにぎりの海苔は、当然ですがいわゆる「韓国海苔」ですね。 列車の発車15分前になると、自動改札機で入鋏でき、プラットホームに降りられます。 KTXは、龍山から光明までは在来線線路を共用し、以降はKTX専用線に入り時速300km/hで運行。 西大田からはまた在来線線路共用で、時速は100km/h前後でガタゴト。在来線区間は踏切も存在しますので少し違和感があります。しかし専用線での300km/h走行は、流れる景色がとても速いですね。 益山駅で下車。向かいのホームへ向かい、ムグンファ号に乗り換えます。 ディーゼル機関車が客車を牽引する急行タイプ。 機関車先頭から撮影しようとしたら、運転手が「No」の合図。 途中、荒川下流ほどの大橋を渡った際には監視の警備員がいたり、上述の状況などから、休戦とはいえ北朝鮮とは未だ緊張状態だということを実感します。 緯度は日本の栃木-福島あたりですし、まだ冬季ということからか、田畑は休耕で寂しい感じ。 ビニルハウスは結構見かけたので、その中で作物を栽培ということでしょうが、外の畑で冬野菜を育てているような光景は沿線からはあまり見られませんでしたかね。畑は赤土質のものが目立ち、焼畑をしてるところも見られました。 車窓に街を見られたりもしますが、山を縫って鉄道線を引いているためか、沿線の大半は未発展という印象が強いです。 13:50、全州駅着。 |
2006/03/08(WED)_3 |
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全州駅に到着して、まずは駅前にある観光案内所でスタジアム開門までの時間つぶしの方法などを聞く。 案内係の韓国人女性とは英語で会話を始めるも、現地の日本人向け観光ガイドっぽいところへ電話を繋いでいただき、担当者と日本語で会話。色々と情報を収集。 全州ワールドカップスタジアム付近の、夜の試合後の交通状況について質問。 「市内バスはあまり無いけど、タクシーはチラホラ走ってるからそれで高速バスターミナルまで行けば、そこからは高速バスでソウルに戻ることが可能ですよ。」ということを改めて確認できました。 全州からソウルまでの帰路は夜遅くまで営業している深夜バスで問題なしと考えてはいたものの、スタジアムからバスターミナルへの確実な移動方法の情報は事前にネットでは得られませんでした。ですが、これで一応問題なし。 スタジアム開門までの観光として「マウル村(韓式家屋保存地区)」に行くことを薦められ、タクシーで向かう。 こちらのタクシーは、現代自動車「ソナタ」。 女性運転手で、ダッシュボードとかにキリスト教のアクセサリー類が飾ってありました。やはりキリスト教徒の多い国です。 マウル村地区の、寺院なのか宮廷跡みたいな場所。 脇では、宮廷時代劇ぽい服装の役者や大道具があり、韓流時代劇ドラマか何かの撮影をしていた様子。 豊南門。付近は、千日前や合羽橋のような商業道具などを販売する商店街。 ここいらで、応援用の発炎筒を探そうと色々廻りましたが、無し。 警察署や市庁方面へ歩き、別の商店街に。 スポーツショップなどの店を廻り、発炎筒があるかを尋ねるも、「I don't know.」の返答。 探索は一旦保留して、タクシーで全州バスターミナルに向かう。 高速バスは予約制ですので、今のうちに帰りのソウル行きバスチケットを購入することとして、22:30発のソウル高速バスターミナル行きバスを予約。席は、この時間は問題なし。同行の全3人、号車などバラけずに席を確保できました。 窓口には日本語表記(カタカナ・漢字)もあるので、チケット購入に問題はなし。 ソウルは、漢城の記述。首爾の記述ではない様子。 この付近は、全北現代モータースのかつての本拠地・全州総合競技場。 ほか、ガソリンスタンド、自動車修理工場、自動車用品店が立ち並んでおります。 発炎筒イコール車載品のイメージから置いてあるだろうと、片っ端から飛び込んで聞いてみるも、全滅。韓国ではクルマに発炎筒を備える習慣がないようですね。「日本の常識は世界の非常識」なのでしょうか。というか、そもそも発炎筒という言葉が無いようです。"Warning flare"と言っても「I don't know.」。 スタジアムでのガンバ大阪サポーター同士の情報交換で、ソウル・東大門市場の登山用品店にあったらしいとのこと。改めて考えるとそのイメージはありますね、盲点でした。 結局、こちら側のゴール裏は発炎筒ゼロ。今回は残念でしたが、次からは何とかなりそうですかね。 まぁ最初からうまく事が進むというのはなかなか無いものですかね。 そんな感じで、バスターミナルからタクシーで全州ワールドカップスタジアムへ。 |
2006/03/08(WED)_4 |
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2006 AFC Champions League Group E, 1st sec. Jeonju World Cup Stadium Jeonbuk Hyundai Motors(South Korea) 3 - 2 GAMBA Osaka(Japan,Osaka) 全州ワールドカップスタジアム。 開門の17時前には到着しましたけど、チケット購入後は開場までの間をサポーター同士でダベったり。 チケットは、現地売店での購入。5,000KRW。当日でも問題なく買えました。 試合中の空席具合をみても、グループリーグ予選ということなのか、A代表の試合ではないからか、購入に問題なし。 アドバルーンの設営中か何かの様子。 開門間際の17時頃は、まだまだ準備中。 豊田スタジアムのような、4方の柱を備えたスタジアム。 スタジアム内の外周デッキは、カシマスタジアムとかのような鉄柵で仕切られて、向こうのサポーターとは隔離。 全州側への侵入は出来ず。 全北現代側のゴール裏人数は、ガンバ大阪側の人数とあまり大差ない印象。 しかし向こうは試合時に発炎筒を焚いてましたよ、羨ましいねぇ。 試合開始。クルヴァで歌う。 ハーフタイム。ホットのコーヒーで一息つく。3月初旬で東北ほどの緯度の地ですから、夜は寒いですわ。 なお、売店ではほかにスナック菓子類ぐらいがあった様子。 後半、応援再開。 初戦敗戦。 しかしながら、J2はおろかJ1でもない、左袖にACL・右袖にFIFAワッペンの付いたユニフォームを纏っての、「国際マッチ」を闘うガンバ大阪を海外で応援することは大きな経験になりました。初の韓国入国ということも含めて、この遠征は大きいものでしたね。 試合後、まずはスタジアム付近の大通りに出る。21時を過ぎても車の流れは途切れない程度にあります。 見知らぬ土地でのタクシー待ちは、数分間が永遠に感じる錯覚になりますが、10分程でタクシーをGET。 スタジアムを出る際には、家族旅行でソウルに来て自分だけこの試合を見に全州まで来たというFC東京サポが声を掛けてきて、ソウルまで一緒に行動したので、話してる間にタクシーが来たという感じです。 21:45、全州高速バスターミナルに到着。 余裕を見てもっと遅いバスを予約してましたが、22:00発のチケットに交換してもらう。22:00からが深夜カテゴリのため、料金は変わらずの16,500KRW。手数料などは無しでしたし、席も十分にあった感じで、同行者一同このバスでソウルに戻る。 ここでも色々なガンバ大阪サポーターと乗り合わせ、22:00発のバスの1/3ぐらいは日本人でした。 ほかの人のここまでの移動は、スタジアム近くのガソリンスタンドでタクシーを呼んでもらうよう電話をお願いしたとか、ナンダカンダでここまで辿り着いた様子。まぁなんとかなるのよね。 高速バスは2+1列でシートは合成皮革。日本の高速バスよりピッチが広いのでゆったり。 発車した途端に照明が消されます(読書灯は有り)。テレビは映像・音声アリで付けっぱなし。 そして、夜間ということもあるせいか、ガンガン飛ばしての高速走行。 1時間後には行程の半分弱を走り、公州市の正安S.A.で15分の休憩。 その後はまた同様に飛ばすように走り、江南のソウル高速バスターミナルには00:30に到着。 ソウル高速バスターミナルからはタクシーの相乗りで、それぞれ宿泊先のホテルを経由して帰宿。 深夜で、且つ、漢江を渡るなど結構な距離を走ったものの、韓国のタクシーは安いですね。 そして2日目が終了。 |
2006/03/09(THU) |
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早朝06:00過ぎ、ホテル出発。 他のHISツアーの客を各ホテルから拾い集めて金浦空港へ。 かと思いきや、その前に韓国物産店に寄らされる羽目に。最後の最後にキックバック。 朝の空腹時に一同椅子に座らされ、キムチを試食させられる。寄生虫の問題が終息していない中で、買う気はナシ。 空腹の中、無料のとうもろこし茶をいただく。スーッと胃を満たす感じで、これはなかなかのお味。 そしてようやく金浦空港。 朝食をと、空港内のロッテリアへ。 「キムチバーガー」というものを見つけたので、買ってみる。価格は4,500KRW。 バンズには、キムチとフライがサンドされてます。フライの中身は、キ ム チ で す 。肉類は一切ありません。 キムチとキムチフライが挟まれた、まさにその名のとおりのキムチバーガー。味は、そのまんまのキムチ味です。 そして出国。アシアナ航空OZ1025便、金浦08:35発。羽田空港には10:30着。 あっという間に、日本に戻ってまいりました。 韓国、近いところですわ。出入国審査を除けば九州・北海道に行く感覚ですね。 ちょいと買ってみたスポーツ新聞。ハングルがさっぱり読めません。 GS25で買った(1.5Lの)メッコールを飲もう…。 |