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■Introduction |
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月給から「厚生費」の名目で差し引かれ積み立てられたお金で、強制的に「研修」という名の慰安旅行をしてきました。 行き先は香港。 会社の先輩から「入社数年目でこういうのがある」ということは聞いていましたが、いざ出発前に社で説明を聞くも、マイクロバスでの「おのぼりさん」コース。 観光名所もありますが、やれ免税店だ宝石工場だシルク工場だ、大酒楼で円卓を囲んで食事という具合。 しかも同行メンバーなんて、入社式で顔を見合わせた程度の同期数名や初めて見る中堅年齢の社員など歳もバラバラ。 まぁ、業務請負(派遣)が主の会社ですからねぇ~。 そもそも、こういうガイド付の団体旅行は、海外はおろか国内は高校修学旅行以来。 自由行動はあまり期待できないかなということで、ガイドブックとかを見たりの事前勉強はほとんど無し。 旅行会社がJTBということで、行程表と共にもらったミニパンフレットを見る程度。 一緒にあった土産通販のパンフレットは破棄で。通販て…。 ※1HKD = 約15円 |
2005/10/20(THU) |
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成田空港。 18:30のキャセイパシフィック航空CX505便、B747-400で香港国際空港へ。 -1時間して、現地時間23:00頃に到着。 香港在住・現地人のJTBツアコンに合流し、JTBのマイクロバスで宿泊先・マジェスティックホテル(大華飯店)へ。 バスの中で、JPY→HKDへの両替がツアコンにより催される…。これはちょっと萎えます。 空港着後に自由時間があるのか不明でしたので、自分は成田空港で両替済でしたが。 レートは、もしかしたら良いのかもしれませんけど。 とりあえず、旅行1日目はこれで一応終了。 マジェスティックホテルは、メインストリートのネイザン・ロード(彌敦道)に面したホテル。 近くのセブンイレブンでビールとおつまみを買い、同行メンバーと軽く宴会。 セブンイレブンには日本で見慣れたお菓子もたくさん。成分表は中文でも、ロゴはそのまま日本語表記なものが結構あります。 雑誌コーナーには、「Frontier」という台湾発行のアニメ情報誌が販売されていました。 マジェスティックホテルの隣はディスコクラブで、クスリだ何だと治安が悪いとかツアコンの人が言ってましたね。 という感じに、1日目の終了。 |
2005/10/21(FRI) |
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翌朝、旅行2日目。 9時頃、一同で新世界中心(New World Center)へ。 その中の「恒香桟」というお店で朝粥をいただく。お粥だけでなく炒麺も出されて、おなかいっぱい。 朝食後は、いよいよマイクロバスでの観光がスタート。 九龍半島から、トンネルを抜けて香港島へ。 バスはビクトリア・ピークを目指します…が、山の中腹を越えたあたりのこじんまりしたパーキングで停車。 山頂は、今夜に改めて夜景を見に行くとのことで、まずはここからの景色を堪能。 高層ビルが幾十も生え(栄え)、日本の大都市も霞む樹立具合ですね。 次は、海水浴場の淺水灣(レパルス・ベイ)とその端にある天后廟。派手な造りですが、寺院です。 ここにある富の神様の像を撫でて、金運上昇を祈願。 赤柱大街(スタンレー・マーケット)。ここで少しばかり自由時間でお買い物。とはいえ、価値のよく分からない雑貨ばかり。 でもこういうのを見て回るのは楽しいですので、英語を使いながら適当にお買い物。しかし買ったお茶が若干賞味期限切れだったり…。 香港のあらゆるところで見られる、歩行者信号用の押しボタン。 歩行者信号は「進め」の時に♪カチッカチッと音が鳴り続けて、「止まれ」が近づくと♪カチカチカチ…と音が早くなります。この音はイイですねぇ~。 さて、午後は再び九龍半島へ戻り、お買い物コースの始まり。 翡翠(宝石)工場・販売店とシルク販売店。ここの2箇所は日本人客用のツアーコースなんでしょうね。ウチらのほかにも、色々な日本人ツアー客がおりました。値札には日本語と日本円の表示。海外まで来てこれは萎える。 シルク工場(マルセロシルク)では、上沼恵美子みたいなおばちゃんが「アカスリ用タオルのセットが、5,000円のところを4,000円」とかやるわけよ。はぁ。 翡翠宝石店では、ネックレスなどの宝飾品から安価な干支の置物や携帯電話ストラップなど、何か買わせようと店員がしつこく勧誘。なので、「(宝石にしたのは興味なくて)原石が欲しいけど、売ってないの?」と聞き返し、売ってないということで「ああそうですか」と流して終了。 次のコースは、尖沙咀(チムサーチョイ)の免税店「DFSギャレリア」。ここで、3時間ほど買い物タイム。 バッグ・香水・時計などの免税品には興味ないし、お土産は帰りの空港で買えばいいので、すぐさま免税店を出て一人自由行動。 ようやく、映画とかに出てくるゴミゴミした街路へ。香港を実感します。 まずは、事前に唯一チェックした翡翠業者が集まる「玉器市場」へ。香港地下鉄(地鐡・MTR)を使い、まずはJordan(佐敦)駅。 廣東道まで歩けば、そこは翡翠の市場。しかしながら、店の奥で店員らしき人たちが麻雀に興じたりと、閑散な感じ。 それでも、街角のタバコ屋みたいな軒先のお店で、おばちゃんと必死で英語で「翡翠の原石はある?」と尋ねたり、アクセサリーを購入したり、まぁなんとかなりました。 自分の場合、「旅先の苦労は買ってでもしろ!」が座右の銘みたいなものですので、終わり良ければOKなんですよ。 その後は、まだ時間もあるので、徒歩で南下。九龍公園(カオルーン・パーク)に着きました。 公園内には、日本にはないデザートアイス専門の屋台のマクドナルド店舗があり、そこでアイスを買いながら休憩。 九龍公園の南出口を出ると、海防通に出ます。 ここで、漫画雑誌などを扱う専門店を発見。「Comics Focus(漫一點)」というお店。 職場の先輩へお土産をということで、中文版の「頭文字D」と「湾岸ミッドナイト」を購入。 頭文字Dの表記はそのままですぐ見つかりましたが、湾岸ミッドナイトは探すのに苦労しましたね。学生ぐらいの歳の女性店員に筆談でアピールしましたが、くまなく探したら「灣岸超速」というタイトルで見つかりました。 自分へのお土産は、「D.C.~ダ・カーポ~」や「美鳥の日々」(第1巻のみずつ)などを(最下部で紹介)。 「電撃G'sマガジン」などの雑誌は、日本からの船便でそのまま販売されている一方で、「ファミ通PS2」は中文版で出版されていたりと、様々です。 ほかにも適当に街を散策。異国の地では、これだけでも楽しいですね。 購入はしないものの、HMVでどんなCDが売られているのかをウインドウショッピングしたり。 時間になったら、夕食の時間。どこかの大酒楼で広東料理。 その後は、バスで再びビクトリア・ピークの頂上へ。ここで、100万ドルの夜景を。 この日は、昼も夜もとても天気がよかったです。ガイド曰く「年に10日あるかぐらいの快晴」とのこと。 夜景は本当に、とても美しかったですよ。コンパクトデジタルカメラでは、夜景撮影はちょっと厳しいものですが。 まぁ、生で見たほうが良いですよ。 ホテルに着いたら、後は翌朝まで自由時間。再度、自由行動でマーケットへ。 ネイザン・ロードの東は女人街・花園街のある旺角(モンコック)。 ラジオ会館みたいなPC店舗の密集したビルや、日本製のプラモデル・おもちゃを扱う店に、スニーカー店等々。 歩いてるだけでも、本当に楽しいところです。 逆にネイザン・ロードの西は、露店が連なる男人街(テンプル・ストリート)。 ちょうど週末ということなのか、これらの通りではあちこちで露店が開かれて賑わってました。 通りの殆どが露店で塞がれ、人がすれ違うのが精一杯の道幅しか残されていません。 売っているものは、赤柱にもあったような、扇子やボールペンにアクセサリー類などの土産品になりそうなもの、パチモン時計やゲームソフトにエログッズ等々。こちらも、見て歩くだけ本当に楽しくて、時間が経つのを忘れます。 これにて、長い長い旅行2日目が終了…。 |
2005/10/22(SAT) |
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旅行3日目。 朝はホテルのビュッフェ。そして、バスに揺られて目指すは香港ディズニーランド。 開園時間10:00から16:00までフリータイム。 全てのアトラクションが使えるパスポート券を配布されますが、自分はアトラクションには乗らず。 各メディアの紹介通り、やはり規模が小さくて狭く、シンデレラ城も小さいです。今後の拡張に期待ですね。 小一時間園内を周ったら、夢の国から脱出。一旦退場して、香港島を歩きに出掛けます。 地鐡MTRの東涌線・Sunny Bay(欣澳)駅からDisneyland Resort(迪士尼)駅まではディズニーリゾート線という専用線が開通し、専用列車が往復してます。窓の形はミッキーマウスの輪郭、吊革もミッキーの形。内装もゴージャス。 香港島に着いたら、トラムに揺られたり特に何を目的にするでもなく、裏路地に入って散策。 こちらは、一歩入ると坂ばかりですね。 湾仔(ワンチャイ)、春園街。 青果店や鳥・魚などを扱う市場の通りも歩きましたが、生々しいですね。横浜中華街の比ではないです、こちらが本家とはいえ。 ほか、「Wellcome」というスーパーマーケットや食品店に入って、雀巣(ネスレ)のコーヒーやXO醤を買ったりと、細々と買物も。 香港や九龍半島を眺望できるようなビルにでも上っておけば良かった気もしましたが、ほとんどを散策で費やしました。 見知らぬ地を歩くのは楽しいですから、そちらを優先していましたね。また来る機会があれば、その時にもっと色々見て回りましょう。 14時過ぎ。香港駅に到着。そろそろ、ディズニーランドに戻ります。 集合時間の16時まで、園内での1時間ほどはパレードを見たりお土産を買って過ごすことに。 集合後は、再び九龍半島。皆で夕食ということで、「Comics Focus(漫一點)」のある海防通近くの酒楼で、潮州料理をいただく。 フジテレビ「料理の鉄人」でロケを行ったらしく、入り口には鹿賀丈史らの写真パネルが飾られておりました。 19時半あたり。夕食後は、翌朝まで自由時間ということで、早速また夜の街を散策しに繰り出します。 ペニンシュラホテルを越え、ヴィクトリア港から香港島の夜景を眺めたら、スターフェリー乗り場へ。 中環(セントラル)行きのフェリー上層(2階席)から、香港島と九龍半島の夜景を堪能。 コンパクトデジカメで、柵とかに固定しながらなんとか撮影。 21時前。 フェリー降り場から地下鉄駅までを歩き、またそのままホテルへ戻ります。 帰国日の明日は、朝早いので…。 |
2005/10/23(SUN) |
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最終日の4日目。 早朝6:30にチェックアウトして、香港国際空港へ。 香港発9:30・成田着14時頃キャセイパシフィック航空CX504便で帰国しました。 いやぁー、それにしても、香港って面白いところですわ。 また行きたいですね、今度は終日フリーの観光で。 |
Extra |
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さて、ここからは香港旅行で購入したアニメ・ゲーム関係の書籍等を紹介です。 香港の通りには至るところでキヨスクみたいな店が開かれており、そこで新聞・雑誌に漫画新刊やエロ雑誌が売られています。 その代わりに、市街地・中心地ということなのか一般的な書店を見つけるのには苦労しました。大きな書店を見つけても、元々英領ということで英語書籍しか置いてない店だったり。 ようやく見つけた一般的な書店でも、漫画雑誌・単行本は扱っていませんでした。 ですので、2日目の散策で「Comics Focus(漫一點)」を偶然見つけられたのはラッキーでした。 コンビニでも売られていた台湾発のアニメ情報誌「Frontier」。35HKD。 ◆Fancy Frontier 「蒼い海のトリスティア」は中文タイトルでは「發明工坊」。へぇ~。 今号はコミックマーケット68や東京キャラクターショーのレポート等もあり。夏コミは字のごとく灼熱地獄でしたよ(苦笑)。 香港のゲーム雑誌「GAME STATION」。小冊子にはウイニングイレブン9の操作指南が載っております。 日本のゲーム雑誌と同じような構成ですかね。企業広告ページがほとんど無いため薄いです。10HKD。 GAME STATIONの質問コーナーのページ上には、CLANNADの坂上智代。 本月占星師ということで、なにやら占いのスペースらしいです。こちらでは坂上が「阪上」になってますね。 お次は、コミック版「D.C.~ダ・カーポ~」第1巻。 日本では2003年に出版されてますが、中文版では2005年のこの秋頃出版されたみたいで新刊の棚にありました。 左・日本語版オリジナル、右・中文(繁体字)版です。サブタイトルは「青春戀歌」とされているようで、綺麗な感じですね。 本の裏には、角川書店からの正規ライセンス商品という記述。100NTD(約350円)。香港へ輸入されて、ここでは35HKD(約525円)。 中文版のほうがちょっと大きく、表紙のカラー印刷は少々コントラストが強い感じです。紙質は日本版のほうが上質。 中を比較。これはなんとなく分かりますね。「眞子」は中文では「真子」になってます。 ここらへんになると日本語版のサポートが必要ですが、「香蕉」がバナナだというのは分かりました。 という感じで、終了です。 |